お菓子のレシピで指定されることが多いグラニュー糖。
久々にお菓子を作ろうとしたけど、グラニュー糖がなくて断念したことはありませんか?
普段お菓子作りをしない人は、普通の砂糖しか家にないかもしれませんね。
ですが、急いで買いに行かなくても大丈夫!
グラニュー糖がなくても、普通の砂糖(上白糖)でお菓子は作れます。
ただし、作るお菓子によっては食感や仕上がりが変わってしまうかもしれません。
また、計量スプーンで分量表示しているレシピでは注意が必要です。
今回はこちらの内容について調べてまとめました。
- グラニュー糖を普通の砂糖で代用できる?
- グラニュー糖と砂糖で代用する際の注意点
- 上白糖以外で使える代用品
ぜひ参考にしてくださいね。
グラニュー糖は普通の砂糖(上白糖)で代用できるって本当?

グラニュー糖は、普段使っている砂糖(上白糖)で代用できます。
どちらも主成分はショ糖なので、代用しても失敗することはありません。
ただし、グラニュー糖と上白糖は特徴が異なるため、風味や仕上がりに違いがでます。
グラニュー糖はサラッとしていて口溶けがよく、甘味も控えめで後味が残らない砂糖です。
さっぱりしているので、食材本来の風味を邪魔しません。
水に溶けやすく扱いやすいため、お菓子作りに最適といわれています。
一方、上白糖は甘みが濃く、しっとりした手触りが特徴。
ブドウ糖や果糖を含んでおり、海外ではほとんど見かけない日本独自の砂糖です。
これらの糖は料理にコクをつけたり、香ばしい焼き色をつける働きがあります。
そのため、しっとりとした食感で香ばしく色づいたお菓子になります。
ちなみに、パン屋では上白糖を、洋菓子店ではグラニュー糖を使うのが一般的なんですよ。
手軽にお菓子を作りたいときは普通の砂糖でOK♪
グラニュー糖を砂糖で代用する際の分量や注意点は?

砂糖で代用するときは、基本的にグラニュー糖と同量でOKです。
ただし、レシピの表記によっては分量を調整する必要があります。
他にも代用する際に注意したいポイントをまとめました。
計量スプーンでの分量表示に注意
グラニュー糖と上白糖では大さじ1杯の重さが違います。
<大さじ1杯当たりの重さ>
- グラニュー糖:12g
- 上白糖:9g
計量スプーンで分量が書かれている場合は、上白糖の量を1.4倍にしましょう。
代用するときのポイント
グラニュー糖と比べると上白糖は溶けにくいため、残ったりダマになりやすかったりします。
念入りに溶かして混ぜるようにしましょう。
味についても上白糖の方が甘みが強いので、想定よりも甘い仕上がりになる可能性があります。
使用量をレシピよりも心持ち控えめの分量に調整するのがおすすめです。
また、上白糖は焼き色がつきやすく、焦げやすい特性があります。
焼き時間を調整したり、アルミホイルをかぶせて焦げすぎないように工夫しましょう。
ほんのひと手間で仕上がりがきれいになりますよ!
上白糖以外にもある!グラニュー糖の身近な代用品

上白糖の他にもグラニュー糖の代わりになる砂糖はあります。
普段引き出しの奥にしまわれている意外なものが代用品として使えますよ。
スティックシュガー
コーヒーなどの飲み物に添えられるスティックシュガー。
中身は基本的にグラニュー糖が使われています。
スティック状の小袋に3〜5gの砂糖が入っていて測る手間がいりません。
個包装なので割高ですが、少量だけほしいときにピッタリです。
角砂糖
角砂糖はグラニュー糖を糖液で立方体に押し固めたものです。
味もグラニュー糖とほとんど変わりません。
1個の重量が決まっているので、スティックシュガーと同様に測らずに使えて便利。
ただ、固めているせいで生地に溶かしづらいのが難点です。
粉砂糖(粉糖)
グラニュー糖を粉末状にしたもので、主に製菓用として販売されています。
グラニュー糖よりも粒子が細かいので溶けやすいのが特徴。
口溶けがなめらかで、さくさく食感のお菓子ができます。
グラニュー糖より重さがあるので、レシピの表記によっては分量に注意が必要です。
フロストシュガー
グラニュー糖を砕いて粉状にしてから顆粒に成形した砂糖です。
プレーンヨーグルトなどに付属しているのを見たことある人も多いのではないでしょうか?
細かい穴の中に空気を含んでおり、低温でも水に溶けやすい構造になっています。
グラニュー糖と同じく、雑味がなくさっぱりとした甘さが特徴です。
カサが大きいわりに軽いので、計量スプーンで分量が書かれているレシピでは、はかりを使って分量を調節にしましょう。
グラニュー糖は上白糖で代用OK!分量や注意点は?他の身近な代用品も紹介まとめ
- グラニュー糖は普通の砂糖(上白糖)で代用が可能。
- 砂糖で代用するときに、計量スプーン表示の場合は分量を1.4倍にする。
- スティックシュガーやフロストシュガーでも代用できる。
扱いやすく上品な甘みが楽しめるグラニュー糖。
本格的なお菓子を作るならグラニュー糖はあった方がよいでしょう。
ですが、普段お菓子作りをしない人は、普通の砂糖でも十分お菓子作りを楽しめますよ。
ただ、お菓子や料理によって向き不向きがあるので注意が必要です。
甘さや風味に違いがあることを理解しつつ上手に代用してくださいね。