甘くてほくほく美味しいかぼちゃ。
でも、煮物で作ってみるとほくほくで美味しいときと、べちゃっとしてみずっぽい時があるんですよね。
調理の問題かな?と思っていたんですが、どうやらかぼちゃには
『ほくほくのかぼちゃ』と『水っぽいかぼちゃ』があるみたいです。
今回はそのほくほくのかぼちゃを見分ける方法をまとめました!
- ほくほくのかぼちゃの見分け方
- ほくほくのかぼちゃの品種
- 水っぽいかぼちゃの原因は?
- 裏技!ほくほくの煮物の作り方
- かぼちゃの保存方法
ほくほくのかぼちゃが好きな方、ぜひ参考にしてくださいね。
ほくほく(完熟)のかぼちゃの見分け方
かぼちゃが『ほくほく』しているかどうかは、見た目で簡単に分かります。
ほくほくしていないかぼちゃは水っぽいので、水分が多く含まれています。
なので、水っぽくない見た目のかぼちゃを選ぶとほくほくしているんです。
水っぽいのかどうかは見た目や、かぼちゃに触れてみることで分かります。
それでは、カットしていない大きいままのかぼちゃと、カット済みで販売されているかぼちゃと分けて、ほくほくかぼちゃの見分け方を紹介しますね!
大きいままのかぼちゃの場合
チェックするポイント
- へたが太いか
- へたが乾燥していて、コルク状になっているか
- へたの周りがへこんでいるか
- 形、模様が左右対称か
- 皮が固いか
- 重くてずっしりしているか
へた
まずは見た目でほくほくかぼちゃかどうか見分けてみましょう。
ほくほくしているかぼちゃは、へたの部分が大きく、周りがへこんでいます。
へたが大きいのは、良い場所で育った証拠!
また、へたの周りがへこんでいるかぼちゃは、受粉がしっかりできている証拠です。
良い場所で、しっかり受粉したかぼちゃは健全と大きく育つため、美味しいかぼちゃに育ちます。
また、かぼちゃは収穫してから2週間以上自然乾燥させます。
自然乾燥をすることで、かぼちゃの水分が100gほど減るそうです。
でも、この水分を抜くことでかぼちゃが甘く、ほくほくになるんです。
かぼちゃのへたがコルクのようになっているかぼちゃは、この自然乾燥をしかっり行った証拠!
このようなへたのかぼちゃを選ぶことで、ほくほくで甘いかぼちゃが食べられますよ。
かぼちゃの形とツヤ
かぼちゃは育ちが良いと、形がきれいに丸まっていて左右対称になります。
かぼちゃを下からみてみると、模様も形もきれいに左右対称になっているのが分かりやすいですよ!
これはしっかりと受粉されて良い育ち方をした証拠です。
受粉不良だと、形もいびつになってしまいます。
また、ツヤがあるかみるのもほくほくのかぼちゃかどうか見極めるポイント!
良い土壌で傷もつかずに育ったかぼちゃほど、ツヤツヤになっているそうです。
皮が固くずっしり重い
次は触ってみてほくほくかぼちゃか見分けましょう。
皮を触ってみて、ゴツゴツと固していて、爪で押しても痕がつかなそうなくらい固いかぼちゃを選びましょう。
水っぽいかぼちゃの皮は、触るとカチカチまで固くなく、水分を含んでいることが分かります。
また、ずっしりと身が詰まっているように重たいかぼちゃは、順調に育ったかぼちゃです。
触ってみて、皮が固くずっしり重いかを確認して見分けましょう。
カットしているかぼちゃの場合
カットしているかぼちゃの場合、中身が分かるので上記のかぼちゃの見分けるポイントと一緒に、下記のポイントもどうかチェックしてみてくださいね!
チェックするポイント
- 中身が濃いか
- 皮と身の境がぼやけていないか
- 身がぎっしり詰まっているか
- タネがふっくらとしているか
中身
品種によって色はオレンジっぽいものから、黄色いものまで変わりますが、
色が濃いほど完熟できていて美味しいかぼちゃです。
そして身はぎっしりと詰まって厚くなっているほうが、良く育っています。
周りのかぼちゃと見比べてみて、一番色が濃く鮮やかで肉厚のあるものを選びましょう。
また、皮と身の境目がくっきりしていると、ほくほくかぼちゃ!
境目がぼんやりしていると、水分を含んでいるため食べる時に水っぽく感じてしまいます。
タネ
種はぷっくりと太っているものが良く育ったかぼちゃの証!
育ちのよいかぼちゃは、タネまで良く育っているんですね。
また種とワタはぎっしり詰まっているかもチェックしましょう。
スカスカになっているものは熟しすぎたかぼちゃです。
ほくほくのかぼちゃの品種はある?
かぼちゃは大きく分けると、日本のかぼちゃと西洋のかぼちゃに分かれます。
日本のスーパーなどで出回っているのは、ほとんど西洋のかぼちゃです。
西洋のかぼちゃはほとんどの品種がほくほくしていますが、日本の品種はねっとりとした物が多いです。
北海道栗山町の『栗マロンかぼちゃ』は、栗みたいにほくほくしていて、メロンと同じレベルの甘さ!
何もつけなくても、そのまま電子レンジでチンするだけで、ホクホクと甘みが絶妙にマッチした美味しいかぼちゃが食べれます。
ほくほくかぼちゃが好きな方はぜひ一度試してみてくださいね。

冷凍栗マロンかぼちゃ(カット)(ディノス楽天市場店)
水っぽいかぼちゃの原因は?
先ほど『日本で出回っている西洋のかぼちゃはほくほくだ!』と言いましたが、すべてがほくほくしているわけではないんですよね。
同じ品種をいつも買っていても、今日買ったかぼちゃは水っぽかったな~なんて経験した方もいると思います。
水っぽいかぼちゃの原因は出荷されるまでにありました。
収穫時期が早すぎた
かぼちゃは品種にもよりますが、基本開花から45~50日で収穫します。
少しでも収穫が早いとほくほくにならなかったり、甘みが十分にないかぼちゃになっってしまいます。
水っぽいかぼちゃは、その収穫の時期が早すぎてしまったのが原因かもしれません。
乾燥が十分にされていなかった
収穫の時期が適正だったとしても、収穫後に行う自然乾燥(追熟)が足りない場合も水っぽいかぼちゃになってしまいます。
収穫後に2週間ほど追熟をしたかぼちゃは、水分が抜けて約100gほど軽くなるそうですよ!
水っぽいかぼちゃはこの時に水分がきちんと抜けていなかったんですね。
水分がきちんと抜けていると甘みが増し、ホクホクなかぼちゃになるそうです。
かぼちゃをほくほくにするには
買ってきたかぼちゃが水っぽい場合でも、ほくほくにすることはできないかな?と探していたところ、『裏ワザで激的ホクホク!かぼちゃの煮物』というレシピを発見しました!
レシピをみてみると、加熱する前に塩を降って揉みこんでいました。
きっとこの工程で余分ば水分がかぼちゃから抜けてほくほくの煮物に仕上がるのではないかと思われます。
買ってきたかぼちゃが水っぽいのか、ほくほくのかぼちゃなのか見分けがつかない時も、一度塩を揉みこんでみるといいかもしれませんね!
かぼちゃの保存方法
美味しいかぼちゃを選んできても腐らせてしまうと元も子もないですね。
正しい保存法で美味しいかぼちゃを腐らせないようにしましょう!
かぼちゃ丸まる一個の場合
カットしていない、かぼちゃ一個まるまるの時は、風通しの良い冷暗所で保存でOK!
でも夏場や暑い所に置いておくと痛みが早まります。
その時は新聞紙に包んで袋にいれてから冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。
カットしたかぼちゃの場合
カットしたかぼちゃを買ってきたらすぐにワタと種を取り除きましょう。
種とわたは水分を多く含んでいるので、そのままにしているとカビが生えたり傷んでしまう原因になります。
水分が残ったまま保存するとカビ・痛みの原因になるので、
- 洗わない
- キッチンペーパーで水分を拭きとる
をして水分を拭きとりましょう。
あとはラップをしてから冷蔵庫の野菜室で保存してくださいね。
ほくほくかぼちゃは見分けることができる!
ほくほくかぼちゃを見分けるポイントは
- へたが太いか
- へたが乾燥していて、コルク状になっているか
- へたの周りがへこんでいるか
- 形、模様が左右対称か
- 皮が固いか
- 重くてずっしりしているか
また、カット済みのかぼちゃの場合は
- 中身が濃いか
- 皮と身の境がぼやけていないか
- 身がぎっしり詰まっているか
- タネがふっくらとしているか
も一緒にチェックしてください。
水っぽいかぼちゃにあたった場合でも、塩を揉みこむことでほくほくのかぼちゃ煮にすることができます。
水っぽいかぼちゃも調理法によっては、とても美味しく食べることができます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。