香水を購入するときや、試してみるときに嗅いだ香りと、実際に購入し
自分に試した時の香りが違ったといった経験、みなさんあるのではないでしょうか。
試香紙には匂いが無いのが特徴です。そのため、肌に実際付けたときに
体臭や汗、体温もあるので試香紙とは異なってくるのです。
そのため、体臭なども人により異なるため同じ香水でも人により匂いが変わります。
ここでは、同じ香りなのに人や時間によって匂いが変わる理由を教えたいと思います。
- あれ?!香水って人によって匂いが変わる?!
- 香水って時間によっても匂いの変わり方があるって本当?
- 人によって香りが変わる香水?!フエギア ムスカラ フェロジョイって知ってる?
などをこちらではご紹介させて頂きます。
少しでもみなさんの参考になったら嬉しいです。
あれ?!香水って人によって匂いが変わる?!
最初にも伝えた通り、香水は人によって匂いが変わります。
店頭で試す試香紙(ブロッター)は無香のため、香水の素でどのような香りかを評価することができます。
購入し、実際に肌につけた際はその人の体温によって温められることによって揮発し、分子を空中に拡散することで香ります。
そのため、香水は人によって匂いが変わります。
もう少し詳しくお話ししましょう。
人によって香りが変わるのは、肌上にある物質が異なるからだと言われています。
ここから予想されるのは、【性別】【年齢】【人種】によって変わってくるそうです。
まずは【性別】
男性と女性を比べた際、汗の量は男性のほうが女性と比べて約3倍、
皮脂の量も男性のほうが多く、こちらは年齢問わず変わりません。
男性は女性よりも体臭が現れやすいのです。
女性の肌には、男性よりも『ラクトン』(若い女性がもつ特有の甘い体臭)といわれる物質が多いことが判明しています。これは10代20代の女性が多くもつ物質で、
30代にいくにつれて減少していく物質です。
そのため、男性と女性では、特に若いときの香りが異なってきます。
次に【年齢】
年齢の変化でも匂いが異なってきます。
特に女性は年を重ねていくにつれて、女性ホルモンが減り、男性ホルモンが多くなってきます。
これにより、女性ホルモンによって抑えられていた汗や皮脂が現れてきて、加齢臭が出てくるそうです。
【性別】でも書いた通り、女性はラクトンも減少してきますので、香りも変わってきます。つまり、女性は年齢によって香り方が大きく変わっていきます。
また、男性は年齢によって汗や皮脂の量はあまり変化がないですが、
加齢臭は増えていきますので、清潔にすることが一番です。
最後に【人種】
人種によって肌の匂いが変化するのはみなさんなんとなく分かるのではないでしょうか。
匂いの個人差は、食生活と遺伝で変化していきます。
国により食生活は異なり、遺伝は汗の量や毛の量にも関係するため、人種間だけでなく国により匂いが違くなってきます。
主にこれら3点により、人により匂いが違ってきます。
また、最初にも伝えた通り、体温や体調でも変化していくものなので、
匂いに敏感な人は僅かな差でも気づくかもしれませんね。
香水って時間によっても匂いの変わり方があるって本当?
香水は時間によって匂いに変化があります。
また、その匂いの変化に名称もあります。
そちらをお伝えしながらお話していきますね。
『トップノート』:こちらは初めてつけたときの香り。
時間的には5~10分第一印象になる香りです。
人と約束がある場合は30分前につけておくのが◎
『ミドルノート』:少し時間が経ってからの香り。
時間的には30分~1時間ミドルノートが一番落ち着いた香りです。
この時に人前にでるといいと言われています。
『ラストノート』:香水の香りが消えるまでの香り。
時間手には3時間以上
※ラストノートは、ベースノート・ボトムノート・ラスティングノートとも呼ばれます。
また、『シングルノート』『シンクロノート』と呼ばれる香水もあります。
『シングルノート』:こちらは香料を一種類しか使用されていないため、香りに変化がありません。
そのため、上記の三種類はありません。
『シンクロノート』:こちらは、今回本題の香りをまとう人のその時の状態にシンクロさせて、変化するノートです。
※『ノート』という言葉は、時間経過による変化に対しても使われたりしますが
ほかにも香りの種類にも香水の世界では使用されています。
人によって香りが変わる香水?!フエギア ムスカラ フェロジェイって知ってる?
先ほど紹介した、『シンクロノート』の特徴でもある人によって香りが変化する香水があります。
最近、TVでも違うブランドのものが紹介されて話題にもなっていますよね!
ここでは、『フエギア ムスカラ フェロジェイ』を紹介していきます。
『ムスカラ フェロジョイ』とは、アルゼンチン発祥のフレグランスメゾン
フエギア1833から発売された香水になります。
発売は2017年8月です。調香師は、ジュリアン・ベデルです。
特徴:「香りのない分子」を採用したフレグランスがの特徴
一度嗅いだら、二度と忘れられない、まるで魔女の秘薬のような香りです。
香りのない分子を採用しているからといって、香りがないわけではないのでご安心してください。
フラスコやムエットで香ると、ウッディ―系のほのかな甘い香りがします。
しかし、いざ肌の上にのせてみると、香りが変化し、ウッディ―系のほのかな甘い香りではなくなります。
そして、最大の特徴が、人によって香りが変化するということです。
こちらは、公式サイトでも紹介されています。
『ムスカラ フェロジェイ』自体には、香りがないものの、肌にのせた瞬間、
肌本来がもっている香りを引き出し、その人自身の香りを立ち昇らせていくということです。
とっても気になりますよね!
私も、調べていくうちにこの香水のことが気になってきました。
実際に購入された方の中には、使用量が増えるといった声もあります。
淡い香りを感じたくて、ついつい使ってしまうそうです。
ただ、香りが強いわけではないので、香害にはならないのでご安心してください。
フエギアの店舗は、六本木と銀座にあるとのことです。
ぜひ、香水のエンターテインメントを体験してみてください。
私も体験しにいってきます!(笑)
いかがでしたでしょうか。
同じ香りなのに人により、変化する香水。試香紙だけでは、好みの香りかどうかが
分かりづらいと思いますので、ぜひ、店頭でのお試しは
肌につけてそれぞれのタイムノートの香りを感じてみて購入するのもいいでしょう。