孫と遊ぶ祖父母の姿を見て、不安になることはありませんか?
祖父母が甘やかしすぎている、育児に口出しをしてくる、などストレスになることも多いですよね。
祖父母の言動次第では、孫の社会性が育たないなどの悪影響が出てしまいます。
この記事では以下の内容で孫をダメにする祖父母についてまとめました。
- 孫をダメにする祖父母の特徴
- 孫をダメにする祖父母が与える悪影響
- 孫をダメにする祖父母への対処方法
ぜひ最後までご覧ください!
孫をダメにする祖父母の特徴は?
以下の特徴に当てはまる祖父母には要注意です。
具体例も挙げていますので、今までこのような言動がなかったか確認してみてください。
過保護な祖父母
過保護な祖父母は孫をダメにしてしまうでしょう。
その理由は「孫の自立心を妨げてしまうから」です。
いくつか行動の例を挙げてみます。
- 孫の身の回りのことを全てしてしまう
- 孫が失敗しないよう、先読みして回避できるようにしておく
- 遊具など、怪我のリスクがあるものは遊ばせない
孫が何も自分でしない、失敗しない状況を作り出す、というのは孫の成長に繋がりません。
立入禁止エリアに連れて行ったり、おもちゃが本来の使い方とズレていたりとあまりに危険なことは回避させるべきです。
ただ、遊具を使うなど常識の範囲内だったら色々経験させてあげたいですね!
甘やかす祖父母
孫を甘やかす祖父母も孫の未来に悪影響を及ぼす可能性があります。
孫の社会性が育たず、わがままになってしまいますね。
行動例は以下の通りです。
- おもちゃやお菓子を次々に買い与える
- 良くない行動に対して「ダメ」と言わない
- 孫の言いなりになる
遊具で遊んでいる時、孫が順番を守らなかったという場面で「ダメ」ということを教えられないと次も同じことをしますよね。
いずれ学校や社会に出た時、ルールや順番が守れないモンスターが誕生します。
孫を甘やかしすぎるのは孫に悪影響を与えるので注意です。
依存している祖父母
孫が生きがいになっている依存している祖父母も孫には良くないです。
普段時間を持て余している祖父母に多いパターンですね。
行動例を見てみましょう。
- 親の都合関係なく家に押しかける
- 頼んでいないのに「預かるよ」など孫の世話をする
- 孫の気持ちは関係なく、自分が一緒にいたいから孫と過ごす
あなたが困っている時に孫を預かったり、お世話をしてくれる祖父母には感謝してもしきれません。
ただ、それが依存レベルに発展し、毎日電話をかけてきたり、家に押しかけてくる祖父母は孫にもその親にもストレスをかけます。
過干渉な祖父母
育児に対して過干渉な祖父母も孫に良くない影響を与える可能性があります。
あなたの育児に対して余計な口出しをしてくる祖父母、いませんか?
行動例は以下の通りです。
- 進路について決めつける
- 「〇〇ちゃんはできるのに」と人と比べる
- 「私の時はこうだった」と自分の育児法を押し付けてくる
育児は時代によって変わっていきます。
その時に、その子にあった人生の進め方をするのがベストです。
決めつけられてしまうと孫の視野も狭くなり、自分のやりたいことができないストレスにも繋がってくるので悪影響です。
孫をダメにする祖父母が与える悪影響は?
上記の特徴に当てはまる祖父母は孫に悪影響を与える可能性があります。
どのような影響を与えるのか把握しておきましょう。
孫の社会性が育たない
上記の行動パターンに当てはまる場合、孫の社会性が育たないという悪影響があります。
「社会性が育たない」というのは大きく以下の2パターンが考えられます。
- 自己中心的になる
- 自己主張ができなくなる
過保護や甘やかす祖父母の元では「自己中心的」な孫に成長してしまうことが多いですね。
何でも自分の言うことを聞いてくれる、自分が困らないようにしてくれるため、孫は「自分の要望は全て通る」と思うことでしょう。
依存している、または過干渉な祖父母の元では「自己主張ができなくなる」孫になってしまうかもしれません。
何でも祖父母の考えが正しいというような態度で接していたら、孫は自分の意見を言えなくなってしまいますよね。
どちらにしても社会性が育たなくなってしまいます。
孫が自分で責任感を持てない
孫に考える機会を与えないことで「責任感が持てない」人間になってしまいます。
過保護や過干渉な祖父母ほど、孫は自分で考える機会がありません。
人生を決める大切な場面で自分の言動に責任が持てないと困りますね。
何か失敗をした時に人のせいにしてしまう、という可能性もあります。
例えば、「祖父母にこの高校に行けと言われたから行った」という場合を想定してみましょう。
もしその後就職に失敗してしまったら、「祖父母があの高校に行けと言ったからだ」と責任転嫁してしまう癖がつくでしょう。
その後社会に出ても自分の行動に責任が持てず、責任転嫁してしまう人間になってしまいます。
孫が祖父母に依存する
祖父母が孫を甘やかすことによって、孫が祖父母に依存してしまいます。
何をするにも祖父母に頼ってしまい、孫の自立を妨げてしまいますね。
もしあなたが子供のために厳しく育てていたとしても、「祖父母に頼れば大丈夫」と思ってしまうこともあるでしょう。
「親の心子知らず」ですね…。
例えば、あなたが「お小遣いは一カ月千円」と決めていたとします。
それを甘やかす祖父母の家では、遊びに行く度に1万円もらえるとしたらどうでしょう?
結局祖父母の家に行けばお小遣いがもらえると思って、祖父母に依存するばかりでなく、お金のありがたみも学べません。
結果、祖父母から自立ができなくなってしまいます。
孫のストレスに繋がる
依存している祖父母や過干渉な祖父母だと、ストレスに繋がることがあります。
特に過度な期待はプレッシャーやストレスになるでしょう。
偏差値の高い高校に行ってほしい、小学校受験をさせるべき、など自分の意見を押し付けてしまうのはNGです。
その行動によって孫は自分のやりたいことができなくなってしまいますよね。
ストレスが限界を迎えると孫は鬱や引きこもりになり、皆が悲しい思いをすることにもなりかねません。
孫をダメにする祖父母への対処方法
それでは、孫をダメにする祖父母がいる場合、どのように関わるのが良いのでしょうか?
悪影響を与える前に対処できるよう、今できることから実践していきましょう。
コミュニケーションを大切にする
祖父母とコミュニケーションを取っておくことが大切になります。
以下のことは特に意識してコミュニケーションを取りましょう。
- 感謝の気持ちを伝える
- 時代の変化によって子育ても変わってきていることを伝える
- ルールを共有する
この中で一番大切にしたいのは「感謝の気持ちを伝える」ことです。
色々と思うことはあるかもしれませんが、祖父母も良かれと思って取ってくれた言動です。
まずは「ありがとう」と日々の感謝の気持ちを伝えましょう。
それから、子育ての仕方が変わってきていること、子育てで決めているルールを共有しましょう。
「ゲームは一日1時間」「お菓子は一日1個」と家で決めているルールを予め共有しておくことで相互理解が深まりますよ。
祖父母の価値観を理解する
祖父母の価値観も理解するよう努めましょう。
子育ての仕方が変わってきていること一つを伝えるにしても、相手の話を遮ったり、頭ごなしに否定したりすると相手も気持ちが良くないですよね。
一度受け入れて、今の時代の子育てについて話すと、こちらも理解してもらえる確率が上がります。
「前はそうだったんですね!」と一回受け入れることも大切ですね。
今の子育てについて話す時に、理由も合わせて話すことができると、より理解が深まって良いですね。
自治体の祖父母手帳を利用する
「祖父母手帳」があるのはご存知ですか?
自治体によっては無料で配布しているところもありますし、HPからダウンロードが可能な場合もありますので、自分の地域はどのような仕様か一度調べてみてください。
もし取り扱いがない場合は、購入することもできるようです。
言葉で伝えるのが難しい場合、このような冊子を利用するのも一つの手ですね。
あなたが伝えたい内容が詰まった一冊です♪
距離を取る
最終手段として「距離を取る」のが良いでしょう。
何をしても祖父母の言動が変わらないという場合は、あなたのためにも、子供のためにも、思い切って距離を取ってください。
最初は予定が合わないなど、相手を傷つけない断り方が良いかもしれません。
それでも無理やり押しかけてきたり、こちらの意図があまり伝わっていないと感じる場合はきちんと理由を伝えましょう。
勇気がいる行動ではありますが、手遅れになる前に改善するのがベストです!
孫をダメにする祖父母の特徴は?子供に悪影響を与える前に!対処法をご紹介!まとめ
今回は孫をダメにする祖父母についてご紹介しました。
ポイントをまとめますので、おさらいしましょう!
- 過保護→社会性が育たない、責任感が持てない、孫が依存する
- 甘やかす→社会性が育たない、孫が依存する
- 依存している→社会性が育たない、ストレスに繋がる
- 過干渉→社会性が育たない、責任感が持てない、ストレスに繋がる
それぞれ孫に違った悪影響を与えますね…。
- コミュニケーションを大切にする
- 祖父母の価値観を理解する
- 自治体の祖父母手帳を利用する
- 距離を取る
誰でも子供や孫には幸せに育ってほしいものですよね。
ですが、その言動や祖父母と親のすれ違いがその子のストレスになってしまう可能性もあります。
一番大切なのはその子の気持ちです。
その子の気持ちを考えながら、祖父母と親が歩み寄れることが理想ですね。
ぜひ参考にしてみてください!