うなぎっておいしいですよね。
土用の丑の日じゃなくても食べたくなっちゃいます。
あと、夏に食べるスイカってなんであんなにおいしいんでしょう?
でも、うなぎとスイカって食べ合わせが悪いって聞いたことありませんか?
うなぎとスイカは食べ合わせが悪いのは本当です。
うなぎを消化するための胃液をスイカの水分が薄めてしまうことで、消化不良を起こしてしまう可能性があるのです。
今回はこちらの内容についてまとめてみました。
- うなぎとスイカは食べ合わせが悪い!?その理由を解説します
- 他にもある!?食べ合わせの悪い食べ物を調べてみました
- 今日から食べよう!からだに良い食べ合わせ
ぜひ参考にしてみてくださいね。
うなぎとスイカは食べ合わせが悪い!?その理由を解説します
うなぎとスイカは食べ合わせが悪いのは本当です。
うなぎは脂っこい食材です。
一方でスイカは、水分がたくさん含まれた食材ですよね。
そのため、うなぎを消化するための胃液をスイカの水分が薄めてしまう可能性があるのです。
その結果、胃もたれや腹痛、下痢を起こしてしまうことがあります。
体調が悪い方や胃腸が弱い方は、うなぎとスイカを同時に食べるのはやめておいた方がいいかもしれませんね。
体調がよく、胃腸も弱くない方であれば、どちらも食べ過ぎなければ問題ありません。
他にもある!?食べ合わせの悪い食べ物を調べてみました
うなぎとスイカのように、食べ合わせが悪いとされている食べ物はほかにもあります。
うなぎとうめぼし
この2つが食べ合わせが悪いと言われる理由は江戸時代にさかのぼります。
うなぎは、江戸時代から高級品だったので、「取っておいてあとで食べよう」とすることが多かったようなのですが、保存状況によっては腐ってしまいますよね。
あとで食べるときに、酸っぱいうめぼしと一緒に食べると、うなぎがもし腐っていてもその味に気が付きにくい・・・というところから、食べ合わせが悪いと言われるようになりました。
天ぷらとスイカ
こちらも、うなぎとスイカ同様の理由で、食べ合わせが悪いとされています。
脂っこいものと水分の多いものを大量に一緒に食べない方がいい、ということですね。
カニと柿
カニは海で採れるもので、柿は山で採れるものですよね。
両方を一度に採ろうとすると、昔であれば流通の問題でどちらも腐りかけになってしまうため、一緒に食べる機会を設けない方がいい、といった理由から食べ合わせが悪いと言われています。
現代の日本であれば、その心配はなさそうです。
キュウリとトマト
キュウリに含まれている酵素のアスコルビナーゼが、トマトにたくさん含まれているビタミンCを壊してしまうから、と言われています。
ですが、アスコルビナーゼは酢に弱いので、酢の入ったドレッシングをかければ解決するそうですよ♪
焼き魚と漬物
魚を焼くと、ジメチルアミンというたんぱく質が発生します。
市販の漬物に含まれている亜硝酸塩と合わさると発がん性物質であるニトロソアミンが生じることがあります。
ですが、この場合のニトロソアミンは、ビタミンCで発生を抑えることができるので、魚にレモンを絞れば大丈夫です!
ほうれん草とベーコン
ほうれん草に含まれるシュウ酸が、ベーコンを作るときに使われる亜硝酸ナトリウムと体の中で化学反応を起こすことで、発がん性物質が生成されます。
また、ベーコンに含まれるリン酸が、ほうれん草の鉄分やカルシウムの吸収を妨げてしまいます。
この2つの理由から食べ合わせが悪いとされているのですが、実際には健康に影響するほどの量を食べることはないので、そこまで心配しなくても大丈夫そうです。
今日から食べよう!からだに良い食べ合わせ
今まで紹介してきたものとは反対に、体にいい食べ合わせもあります。
早速試してみませんか?
納豆とねぎ
ねぎに含まれている硫化アリルが、納豆に含まれるビタミンB1の吸収を促進してくれます。
豆腐とわかめ
豆腐に含まれるサポニンという物質を摂取しすぎると、ヨウ素の吸収を阻害すると言われているのですが、その分ヨウ素を含むわかめを食べれば解決するのでは?という発想から、食べ合わせが良いとされています。
とんかつとキャベツ
とんかつは脂っこいので、脂肪の吸収を抑えてくれる食物繊維をたくさん含むキャベツと一緒に食べることで、胃もたれしづらいと言われています。
確かに、とんかつといえば付け合わせはキャベツですよね。
うなぎとスイカは食べ合わせが悪い?気になる迷信を調べてみましたまとめ
うなぎとスイカは食べ合わせが悪いのかについてまとめました。
- うなぎとスイカの食べ合わせが悪いのは本当
- 理由は、うなぎを消化するための胃液をスイカの水分が薄めてしまう可能性があるから
- どちらも大量に食べなければ問題はないが、胃腸が弱い方や体の調子が悪い方は同時に食べない方が安心かも
- そのほかにも、食べ合わせが悪いと言われる食材や、逆に食べ合わせが良いとされる食材があるが、昔ならではの状況によるものもあれば、栄養学的な根拠があるものまで様々
なんとなく噂で聞いたことがある程度の食べ合わせ問題でしたが、きちんと根拠があったのには驚きました。
体調に合わせて、どちらも食べ過ぎないように気を付けて、夏の味覚を楽しみたいですね^^