デトックス効果や代謝力アップなどさまざまな健康効果がある岩盤浴。
大量の汗を心地よく流せて、疲労回復やストレス解消もできると人気です。
そんな岩盤浴ですが、入ってはいけない人がいるのを知っていますか?
心臓疾患など特定の疾患がある人、そして妊娠中の人は入らない方が無難です。
また、健康な人でも間違った入り方をすると、体に悪影響を及ぼすことがあるので注意しましょう。
今回はこちらの内容をまとめました。
- 岩盤浴がダメな人とその理由
- やってはいけない岩盤浴の入り方
- 岩盤浴の効果的な入り方
ぜひ参考にしてくださいね。
岩盤浴がダメな人ってどんな人?
![](https://netsuai.jp/wp-content/uploads/2023/12/23858718_s-300x225.jpg)
岩盤浴は温めた鉱石の上で横になって、体を内側から温める温浴法の一種です。
美容や健康に良いとされる岩盤浴ですが、次のケースに当てはまる人は利用してはいけません。
- 心臓疾患や高血圧の人
- 動脈硬化症や脳梗塞のリスクがある人
- 妊娠中の人
岩盤浴はサウナほど急激ではありませんが、かなり温度変化があるもの。
そのため、血圧の乱高下を招いて心臓に負担をかける可能性があります。
さらに、岩盤浴は大量の汗をかいて血液中の水分が失われるので、血管が詰まるリスクも高まります。
また、妊娠中の人も病気ではありませんが、利用はおすすめできません。
妊娠中は普段よりも血液が固まりやすく、脱水症状を起こすと血栓ができてしまいます。
さらに、妊娠中はのぼせたり、立ちくらみを起こしがち。
岩盤浴の床は濡れて滑りやすいため、転倒しやすいので危険です。
他にも、母体の体温上昇は赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼす可能性があるという研究結果もあります。
どうしても利用したい場合は、必ずかかりつけの医師に相談しましょう。
岩盤浴でやってはいけない入り方
![](https://netsuai.jp/wp-content/uploads/2023/12/1228778-300x300.jpg)
岩盤浴は健康な人が正しく利用すれば、健康や美容に良い影響を与えてくれます。
ですが、間違った入り方をすると、体調不良や思わぬ事故を招くことに!
ここでは、岩盤浴でやってはいけない入り方をまとめました。
飲酒後に入る
アルコールには利尿作用があるため、飲酒後は体の水分が不足しがち。
そのうえ岩盤浴で汗を大量にかくと、飲酒の影響と相まって脱水症状の可能性が高まります。
また、飲酒後は血行がよくなって、一時的に血圧が下がります。
岩盤浴も血行をよくする効果があるので、相乗効果で血圧が大きく下がりすぎることに。
血圧が下がりすぎるとめまいや立ちくらみ、最悪だと意識を失うこともあり大変危険です。
食事の直後に入る
食後は食べたものを消化・吸収するために、血液が胃に集中します。
ですが、岩盤浴中は全身の血行がよくなるので、胃に血液がなかなか集まってくれません。
すると、胃が十分に働けずに消化不良を起こしてしまいます。
風邪気味で入る
「風邪の時は汗をかくとよい」といわれていますが、大量の発汗は想像以上に体へ負担がかかるもの。
岩盤浴の効果があらわれるどころか、逆に体調を悪化するおそれがあります。
無理に長時間入る
岩盤浴の利用時間は、1回平均1〜2時間くらいが適当です。
無理や我慢をして長時間入るのは体によくありません。
本当に無理なく快適に過ごせているか、利用しながら冷静に判断しましょう。
岩盤浴の効果的な利用法
![](https://netsuai.jp/wp-content/uploads/2023/12/1010644-300x300.jpg)
デトックス効果や美肌効果が期待できると言われている岩盤浴。
岩盤浴は入れば入るほど効果が出る!というものではありません。
ここでは、効果を最大限に高める入り方をご紹介しますね。
食事のタイミング
食後にすぐ入るのはよくありませんが、空腹すぎても気分が悪くなってしまいます。
岩盤浴を効果的に利用するなら、1〜2時間前に食事を済ませましょう。
入浴時間
鉱石のベッドに寝る時間の目安は15~20分くらいで、その後5~10分休憩して水分補給します。
以上を1セットとして、3〜4セット繰り返しましょう。
必ず休憩を挟むことのがポイントです。
休憩せずに長時間利用すると、体調の変化に気づきにくくなります。
いつの間にかのぼせてしまっていたり、脱水症状に陥ってしまうことも…。
休憩時間も含めトータルで1時間〜1時間半くらい入るのがベストです。
寝る体勢
最初の10分は、うつ伏せになって内臓側を温めましょう。
次に仰向けになって全身を温めます。
コロコロと体勢を変えると体が温まりにくいので、なるべく体勢を変えないようにしましょう。
寝ながら首や腰、足などをストレッチするとより効果が高まります。
水分補給
岩盤浴はゆったり汗をかくので、水分不足のサインを見逃しがち。
脱水症状にならないように、喉が渇く前から意識して水分を摂りましょう。
このとき、一度に大量の水を飲んではいけません。
頭痛やむくみの原因にもなるので、こまめに水分補給することが鉄則です。
なお、飲む水は冷水ではなく常温のものにしましょう。
冷水だとせっかく岩盤浴で温めた体が、冷えてもったいないですよ。
![](https://netsuai.jp/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
岩盤浴がダメな人ってどんな人?やってはいけない入り方と効果的な利用法も解説 まとめ
- 心臓疾患などの特定な疾患がある人、そして妊娠中の人は岩盤浴をしない方がよい。
- 岩盤浴は飲酒後や食後すぐに入ると、体調不良や事故の原因になる。
- 岩盤浴は1回当たりの入浴時間を短くして、数回入ると効果的。
岩盤浴は、時間をかけてゆっくり体を内側から温める負担の少ない温浴法です。
ですが、特定の疾患をもつ人や妊娠中の人には悪影響を及ぼす可能性があります。
また、健康な人でも間違った入り方をするとせっかくの健康効果も台無しです。
自分の体調や状況をしっかり判断した上で、岩盤浴を楽しんでくださいね。