生活 PR

五分づき米を毎日食べると危険?気になる健康効果と炊飯器で失敗しない炊き方のコツを解説

       記事内に商品プロモーションを含みます

栄養価が高く、健康に良いといわれている玄米。

そんな玄米と白米のちょうど中間にあたるのが「五分づき米」です。

白米のように食べやすいのに玄米の栄養分がしっかり残っています。

一方で、玄米で問題とされているフィチン酸や残留農薬が、白米よりも多いというのも事実。

五分づき米を毎日食べるのは危ないのでは?と心配になりますよね。

結論から言うと、五分づき米を食べても危険はありません。

そもそも体に悪いとされる成分はごく微量で、人体に影響を及ぼす心配はないことが研究でわかっています。

むしろ、それを上回るほどの健康効果があるといわれているんですよ。

ぜひ毎日食べたい五分づき米ですが、炊飯器で炊くにはちょっとしたコツが必要です。

そこで、今回はこちらの内容をまとめました。

  • 五分づき米を毎日食べるのは危険?
  • 五分づき米の健康効果
  • 五分づき米を炊飯器で上手に炊くコツ

ぜひ参考にしてくださいね。

五分づき米を毎日食べると危険?

五分づき米とは、玄米のヌカ部分を50%削ったお米のことです。

五分づき米を毎日食べても、健康に害を及ぼすことはありません。

ですが、ネット上では「毒性がある」「体によくない」といったワードが散見されます。

なぜ五分づき米は危険だと言われているのでしょうか?

それは、主に玄米に含まれる「フィチン酸」や「アブシシン酸」の話からきていると思われます。

  • フィチン酸…カルシウムなどのミネラルの吸収を阻害する。
  • アブシジン酸…人体内のミトコンドリアを傷つける。

上記の成分を玄米は含んでおり、玄米に近い五分づき米も当然危険だということなのでしょう。

しかし、これらの成分は玄米だけに含まれるものではありません。

フィチン酸なら小麦やそば、アブシジン酸なら植物全体に含まれています。

また、どちらも玄米に含まれている量はごくわずかです。

そのため、国としても人体に影響を及ぼす心配はないと明言しています。

さらに、最近の研究ではこれらの成分が持つ抗酸化作用や抗炎症作用に注目が集まっているんですよ。

他にも玄米のヌカ部分に残っている農薬などを危険視する人もいます。

確かに、玄米は白米よりも多くの農薬が残っているのは事実です。

ですが、市販の玄米は国が定めた残留農薬の基準値をクリアしたものだけが販売されています。

基準値を下回る玄米の残留農薬は、人体に悪影響を及ぼすほどの量ではありません。

ヌカだけを毎日大量に食べることでもない限り、あまり不安になる必要はありませんよ。

五分づき米の嬉しい健康効果

五分づき米は、玄米からヌカを5割ほど削ったもので胚芽はほぼ残っています。

そのため、白米より栄養豊富で食物繊維もたっぷり詰まっているんですよ。

ここでは、五分づき米の嬉しい健康効果をご紹介しますね。

便秘の解消

五分づき米は、白米の約3倍の食物繊維を含んでいます。

食物繊維は腸内の悪玉菌を抑制し、腸内環境を整えるのに不可欠な成分です。

腸内環境が改善すると便秘の解消につながるほか、肌がきれいになるといった美容効果も期待できます。

肥満を防ぐ

白米は食後の血糖値を急激に上昇させるため、太りやすい傾向にあります。

一方、五分づき米は血糖値がゆるやかに上昇するので太りにくいんですよ。

また、食感が白米よりも硬いため、自然に咀嚼回数が多くなります。

すると、たくさん食べなくても満足感を得られるので、摂取カロリーを抑えるのに効果的なんですよ。

五分づき米は、玄米より食べやすくて太りにくいのが嬉しい!

玄米モードなし炊飯器でも!五分づき米を炊くコツ

五分づき米は、炊飯器の玄米モードがあれば簡単に美味しく炊けます。

ですが、炊飯器に白米モードしかない場合はどうすればよいのでしょうか?

五分づき米を白米と同じように炊くと、固くてボソボソとした炊きあがりになり美味しくありません。

そこで、以下のポイントを押さえて白米モードで炊いてみましょう!

想像以上に美味しく炊けるのでぜひ試してくださいね♪

米を強めに研ぐ

五分づき米は、白米のときよりも強めに研ぎましょう。

五分づき米は玄米同様にヌカで表面を覆われています。

その表面に傷を付けることで吸水率が高まり、ふっくら炊き上がるんですよ。

なお、研ぎ汁にはヌカが溶け込んでいるので、長く触れるとご飯の風味が悪くなります。

研いだら手早く水を入れ替えるようにしてくださいね。

水分を多めに入れる

五分づき米は白米より硬いので、長時間加熱するために白米のときよりも多くの水が必要です。

白米モードで炊く場合は、内釜にある白米用の目盛りから1〜2mm、100mlほど足しましょう。

このとき、塩を加えるのもおすすめです。

浸透圧によってお米の吸水が促されて、やわらかく炊き上がりますよ。

塩の量は、1合にひとつまみを目安入れましょう。

浸水時間を長めにとる

お米をしっかり浸水させるのも美味しく炊く条件です。

浸水時間の目安は、

  • 夏場は冷蔵庫で2 ~3時間
  • 冬場は常温で5~6時間

3時間以上浸けると、やわらかさを実感できますよ。

米粒の硬い食感が気になる人は、浸水時間をしっかりとるのがポイントです!

五分づき米を毎日食べると危険?気になる健康効果と炊飯器で失敗しない炊き方のコツを解説!まとめ

  • 五分づき米は毎日食べても体に危険はない。
  • 五分づき米は、便秘の解消や肥満を防ぐ効果が期待できる。
  • 五分づき米を炊飯器で上手に炊くためには、お米に水分をたくさん含ませるのがコツ。

五分づき米は、玄米と同じく危険性はありません。

白米よりも健康効果は高いので、むしろどんどん食べてほしいお米です。

ただ、普通に炊くとボソボソごわごわした風味になりがち。

今回のご紹介した炊き方のコツを押さえるとぐんと美味しくなりますよ。

なお、炊きあがったらニオイ移りを防ぐために、保温のままにせずおひつなどに移してあげてくださいね。