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ほうれん草をアク抜きしないで炒めるはOK?栄養を逃さない下処理の方法をご紹介

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寒くなると甘味が増して美味しくなるほうれん草。

店先に一年中並んでいる野菜ですが、本来の旬は冬なんですよ。

ほうれん草は、茹でてあくを抜いてから食べるのが一般的です。

ですが、炒めるときも茹でなければいけないのでしょうか?

実は、あく抜きせずにそのまま炒めても問題ありません。

茹でないので水っぽくならず、シャキッとした炒めものになりますよ。

えぐみや苦味が気になる人は、油を多めにしたり、水にさらしてから調理するのがおすすめです。

今回はこちらの内容をまとめました。

  • ほうれん草は炒めるときもあく抜きが必須?
  • ほうれん草の栄養素と健康に嬉しい効果
  • 栄養を逃さない!ほうれん草の下処理方法

ぜひ参考にしてくださいね。

ほうれん草をアク抜きしないで炒めるはOK?

ほうれん草は、一般的にアク抜きしてから調理する野菜です。

ですが、アク抜きのために茹でてから炒めると、ベシャっとした食感になるのが悩ましいところ。

そんなほうれん草ですが、あく抜きせずに炒めても問題ありません。

シャキシャキの食感を味わいたい人は、そのまま炒めるのがおすすめ!

そもそも、ほうれん草のあくを抜かないと何が起こるのでしょうか?

  • シュウ酸が残る。
  • えぐみやキシキシ感が残る。

シュウ酸は、体内で結石を作って尿路結石などの原因になる成分です。

ただし、毎日大量に生のほうれん草を食べ続けない限り、体に悪影響はありません。

また、最近のほうれん草は昔と違って、あくが少なくなっています。

そのため、無理にあく抜きする必要はないんですよ。

それでもえぐみが気になる人は、以下の方法を試してはいかがでしょうか。

  • 多めの油で炒める。
  • 味付けを濃いめにする。
  • たっぷりの水に浸け込む。

多めの油で炒めると、油がシュウ酸をコーティングして、えぐみを感じにくくなります。

また、カレーなど濃い味付けの料理なら、えぐみを打ち消すことが可能です。

たっぷりのお水にさらすだけでも、シュウ酸をある程度減らせますよ。

なお、結石のリスクがある人は、従来通りあく抜きすることをおすすめします。

ほうれん草の栄養素と健康に嬉しい効果

ほうれん草は、女性に嬉しい栄養素をたくさん含んでいる緑黄色野菜です。

ここでは、特に注目したい栄養素と効果についてまとめました。

貧血予防に「鉄分」

ほうれん草に含まれている栄養素の代表である鉄分。

鉄分は赤血球を作るのに必要な栄養素で、貧血の予防に役立ちます。

ただし、ほうれん草に含まれる鉄は非ヘム鉄と呼ばれるもので、吸収率はあまり高くありません。

ですが、同時に鉄の吸収を助けるビタミンCも豊富です。

ほうれん草は、効率よく鉄分を補給できる野菜なんですね!

また、動物性たんぱく質も鉄の吸収率を上げてくれるので、一緒に食べるのがおすすめですよ。

抗酸化作用の「β-カロテン」

β-カロテンは体内の活性酵素を抑制し、細胞の老化や生活習慣病の予防に役立つ栄養素です。

また、体内でビタミンAに変化し、肌や目などの健康を保つ効果も期待できます。

油と一緒に摂ると吸収率が高まるので、おひたしよりも油と炒めて食べるとより効果的です。

鉄の吸収率アップの「ビタミンC」

ビタミンCは水溶性のビタミンで、風邪の予防や美肌作りに欠かせません。

また、鉄分の吸収率を高める効果もあります。

ちなみに、冬のほうれん草は夏のものよりもビタミンCの量が3倍も多いんですよ♪

塩分の摂りすぎに「カリウム」

カリウムは体内の余分な塩分を排出して、血圧を正常に保つ働きがあります。

そのため、高血圧や体のむくみ解消に効果的です。

また、塩分だけでなく体内に溜まった老廃物の排出も手助けしてくれます。

栄養を逃さない!ほうれん草の下処理方法

体に良い成分がたっぷりのほうれん草ですが、下処理の仕方によっては肝心の栄養素が失われてしまいます。

栄養を逃さず美味しく食べるためには、下処理にも気を配りましょう。

①根の先端部分を少しだけ切り落とす。

根元は旨味や甘味があるだけでなく、葉の部分よりも鉄分やミネラルが多く含まれています。

汚れたり乾いたりしている先端部分を少しだけ切って、なるべく根元を残すようにしましょう。

②根元に十字の切り込みを入れる。

切れ目を入れると、根元にたまった汚れや泥が落としやすくなります。

③ボウルに水をためて、こすりながら洗う。

ボウルに水をためて、茎と茎の間を広げてこするようにして洗います。

根元は、指で揉むようにして汚れをこすり落とすのがポイントです。

④仕上げに流水で洗う。

ボウルに新しい水を入れ、葉の側をひたして振り洗いします。

仕上げに全体を流水で洗って、水が濁らなくなったら完了です。

⑤あくを抜く

茹でることで、あくを確実に取り除けます。

ただし、ビタミンCなどの栄養素の流出も激しいのが難点。

3分茹でると約5割のビタミンCが失われてしまうので、茹ですぎには要注意です。

また、水に10~15分ほどさらすだけでもある程度はあくを抜けます。

流水にさらすと、より効果的ですよ!

一番おすすめなのが、レンジによるあく抜き。

ビタミンCなど水溶性の栄養素を逃さずに済みます。

加熱後は、必ず水に浸してシュウ酸を洗い流しましょう。

このとき冷水を使えば、色止めにもなって一石二鳥ですよ。

ほうれん草は炒めるときもあく抜きしないとダメ?栄養を逃さない下処理の方法をご紹介 まとめ

  • ほうれん草を炒めるとき、えぐみが気にならなければあく抜きしなくてもよい。
  • ほうれん草はビタミンやミネラルが豊富。特に鉄分の量はトップクラスで貧血予防に効果的。
  • ほうれん草の下処理は、長時間水やお湯にさらさないことが鉄則。

ほうれん草は、あくを抜かないとダメだと思っている人は結構多いと思います。

実際は、あく抜きを省略しても大丈夫なんですよ。

特に油を使う炒めものなら、えぐみも弱まります。

どうしても気になる人は、水にさらすだけでも効果がありますよ。

栄養たっぷりのほうれん草を食べて、寒い冬を元気に過ごしましょうね。