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れんこんの穴が黒い…食べても大丈夫?その理由と下処理のポイントについて解説!

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秋から冬にかけて旬を迎えるれんこんは、シャキシャキの食感が魅力的。

縁起の良い野菜としても有名ですよね。

れんこんを切ったら、穴の中が黒ずんでいて驚いたことはありませんか?

れんこんの穴が黒くなるのは、泥による汚れと酸化による変色が考えられます。

一部分が黒いだけなら食べても問題ありませんよ。

ただし、鮮度が落ちている可能性も高いので、食べる前に傷んでいないかチェックしましょう。

今回はこちらの内容について調べてまとめました。

  • れんこんの穴が黒くなる理由
  • 黒くなったれんこんは食べても大丈夫?
  • れんこんを美味しくする下処理のコツ

ぜひ参考にしてくださいね。

れんこんの穴が黒いのはなぜ?

れんこんの穴の中が黒い理由として、2パターンが考えられます。

  1. れんこんの穴に泥や土が付着している
  2. タンニンが酸化して変色している

それぞれ詳しく解説しますね。

泥や土が付着している

れんこんは泥の中で育ちますが、通常は穴の中に泥や土が入ることはありません。

ですが、収穫時にれんこんが折れて中に入り込むことが稀にあります。

洗えば泥自体は落とせるのですが、まれに色素が沈着してしまうこともあるそうです。

タンニンが酸化するため

れんこんには、ポリフェノールのひとつであるタンニンが含まれています。

いわゆるアクと呼ばれる渋みやエグミの原因になる成分です。

空気中に触れると化学反応を起こして黒や茶色に変色します。

りんごを切って放置すると、色が変わるのを見たことはありませんか?

同じ現象がれんこんでも起こっているんですよ。

れんこんは収穫後どんどん黒くなるため、鮮度が落ちているサインでもあります。

黒くなったれんこんを食べても大丈夫?

お店で売っている水煮のれんこんは真っ白なものばかり。

生の黒いれんこんを食べて、本当に大丈夫なのか心配ですよね。

前述した通り、一部分が黒いのは土の汚れやタンニンの酸化によるもの。

体に害はないので、食べても大丈夫ですよ。

なお、生の状態では白いのに、加熱調理した途端に黒くなることがあります。

これもタンニンが熱や鉄分に反応して起こる現象です。

鍋や包丁の鉄にも反応するので厄介ですが、しっかりアク抜きすることである程度は防げます。

また、れんこんの表面に黒い斑点やシミがついているのを見たことはありませんか?

これは「黒シブ」「赤シブ」と呼ばれるもので、れんこんが泥中で酸素を吐き出した際に鉄分が酸化して表面についたものです。

多少見た目は悪いですが、こちらも健康に害はありません。

気をつけたいのは、全体が黒ずんでいる場合です。

汚れや酸化以外に腐敗している可能性があります。

カビ臭かったり、表面にぬめりがあるなどの腐敗のサインが見られたら、食べないほうがよいでしょう。

れんこんを美味しくする下処理のコツ

れんこんは、アク抜きなどの下処理が面倒なイメージがありませんか?

ですが、下処理次第で味や食感もグンと変わります!

下処理の簡単な方法とコツをご紹介しますので、ぜひ試してくださいね。

洗い方

れんこんの表面はすべすべしているので、流水で洗えば大抵の汚れは落ちます。

土がこびりついているときは、水やぬるま湯を入れたボウルにしばらく浸けてから洗いましょう。

穴に泥が入っているときは、濡らしたキッチンペーパーを箸などに巻き付けて拭けばきれいにとれますよ。

皮の剥き方

れんこんは皮ごと食べられる野菜ですが、皮が固くごわつくので歯ざわりはよくありません。

味も染み込みにくくなるので、煮物などではしっかり剥いた方がよいでしょう。

ピーラーを使うとスルスル剥けるのでおすすめですよ♪

切り方

カットの仕方によって食感が変わります。

  • 厚い半月切りや乱切り(ほくほく食感で、味が染みやすい)
  • 薄い輪切り(シャキシャキ食感で、火が通りやすい)
  • 縦切り(さくさく感、しっかりした歯応え)

半月切りや乱切りは煮物に、薄い輪切りはきんぴら、縦切りは天ぷらなど料理に合った切り方をしましょう。

アク抜き

アク抜きの方法によっても色や食感が変わります。

【酢水を使う方法】

約3%の酢水に10〜15分ほどつける。

(水1リットルにつき酢大さじ1~2)

酢の作用によってタンニンの酸化が抑えられ、色が白くなります。

粘り成分も弱まるため、シャキシャキ食感になりますよ。

【水につける方法】

水にさらして10〜15分ほどつける。

酢水とは違って、こちらはほっくりとした食感に仕上がります。

ただし、白くはならないので煮物や揚げ物に使うのがおすすめです。

なお、アク抜きの時間が長すぎると、ぼそぼそになって食感が悪くなるので注意してください。

タンニンは水溶性なので、短時間でアクは抜けますよ!

また、夏や秋のれんこんはアクが少なく、冬のものはアクが多め。

季節によってアク抜きの時間も調整すると、より上手に仕上がります。

れんこんの穴が黒い…食べても大丈夫?その理由と下処理のポイントについて解説!まとめ

  • れんこんの穴が黒いのは、泥や土が付着したり、タンニンが酸化するため。
  • れんこんの一部が黒ずんでいるだけなら食べても問題ない。
  • 下処理の方法によって、れんこんの色や食感が変わる。

れんこんが黒かったり変色したりしても、傷んでなければ捨てる必要はありません。

変色が気になる人は、今回紹介した下処理を試してはいかがでしょう。

生のれんこんは手間がかかりますが、水煮のものとは風味も食感も別格です!

ぜひいろんな調理方法で、旬のれんこんを味わってくださいね。