卵料理って簡単にできるし、栄養価も高いし、とっても便利な食材ですよね。
でも、何回洗っても卵のニオイが消えない・・・!
そんなことでお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
生卵やゆで卵のニオイがついてしまったお皿は、クエン酸水につけおきするのがおすすめです。
今回はこちらの内容についてまとめてみました。
- 食器が卵臭い!!そんな時の匂いの消し方は…
- 食器が卵臭いのはなぜ?原因を解説!
- ゆで卵の匂いを消す裏ワザ紹介
参考にしてみてくださいね。
食器が卵臭い!!そんな時の匂いの消し方は…
まずは生卵のニオイを消す方法についてお話していきます。
生卵のニオイを消すには、効果的な方法が3つありますよ。
水で予洗いする
卵はタンパク質のため、お湯で洗うとなかなか落ちません。
そのため、生卵がついた食器を水で予洗いしてから、洗剤を使って洗うと、ニオイが落ちやすくなります。
クエン酸でつけ置きする
卵はアルカリ性なので、落とすには酸性のものが必要です。
ですが、食器用洗剤って中性のものばかりですよね。
そんなときにおすすめなのが、手軽に家庭で酸性を作ることができる「クエン酸」です。
クエン酸水を作って、その中につけておくと、アルカリ性を中和してくれるのでニオイが落ちやすくなりますよ。
「クエン酸がない!」という方は、お酢でも代用可能です。
ですが、入れすぎると今度はお酢のニオイが気になるかもしれないので、量には気を付けてくださいね。
ハイターにつけておく
除菌もできるので効果絶大ですが、食器類が痛む原因にもなりかねないので、どうしても落ちないときの最終手段として残しておきましょう。
食器が卵臭いのはなぜ?原因を解説!
卵自体にニオイの原因があります。
生卵とゆで卵でニオイの原因が違うので、分けて説明していきますね。
生卵の場合
生卵のニオイの原因となるのは、ニワトリのエサの魚粉やトリメチアルミンという物質です。
トリメチアルミンは、魚のくさったようなニオイと表現されることが多いです。
でも、この成分はニワトリの体内で無臭化されるはずなのですが、赤玉を産むニワトリの中には無臭化することが苦手なニワトリもいます。
なので、白玉よりも赤玉の方がニオイがきつい場合があるんです。
ニオイが気になる方は、白玉を選ぶといいかもしれませんね。
ゆで卵の場合
ゆで卵のニオイの原因は、硫化水素です。
卵を加熱すると、卵白のタンパク質のジスルフィド結合というものが還元されて、硫化水素が発生します。
ゆで卵のニオイを抑える方法については、次の見出しで説明しますね!
ゆで卵の匂いを消す裏ワザ紹介
ゆで卵のニオイの原因は、加熱するときに発生する硫化水素だとお伝えしました。
この硫化水素のニオイ自体を抑える方法が2つあるんです!
加熱条件
まず1つ目は、加熱条件です。
大切なのは、長時間の加熱をしないことと加熱後はすぐに冷やすことです。
卵白が加熱されることにより、硫化水素が発生するので、加熱しすぎるとその分硫化水素が発生することになります。
なので、長時間の加熱をしないことが大切です。
また、硫化水素の発生をできるだけ抑えるためにも、加熱後は氷水にとるとよいでしょう^^
卵の鮮度
2つ目は、卵の鮮度です。
ゆで卵は鮮度が落ちているほど、硫化水素が発生しやすくなります。
なので、新鮮な卵を使うことで、ニオイの元を抑えることができるということです。
「気を付けていたけれど、お皿にゆで卵のニオイがついてしまった・・・」
そんなときには、生卵のときと同じように、クエン酸水につけておくとニオイがとれます!
それでもとれないときには、何度も食器を使っているうちに別のニオイがしみついてしまっている可能性があります。
そんなときには、重曹を使うのも有効です!
ぬるま湯に、小さじ1~2杯の重曹を溶かして、その中にお皿をつけおきしてください。
お子さんがいる家庭でも、重曹なら安心して使えますね♪
もう嫌ッ!洗っても洗っても食器が卵臭い…そんな時の匂いの消し方を解説!!まとめ
食器が卵臭くなってしまったときのニオイの消し方についてまとめました。
- 生卵のニオイが皿についてしまったときは、水で予洗いしてから洗剤で洗う方法や、クエン酸水(または酢)につけ置くといい
- 生卵のニオイの原因は、ニワトリのエサやトリメチアルミンという物質が原因
- 赤玉より白玉の方がニオイが気になりにくくおすすめ
- ゆで卵のニオイの原因は、加熱することで硫化水素が発生するため
- 加熱しすぎないことや、加熱後すぐに氷水にとること、新鮮な卵を使うことで、硫化水素の発生を抑えることができ、そもそもニオイを発生しにくくすることにつながる
- ゆで卵のニオイが皿についてしまったときは、こちらもクエン酸水を使ったり、重曹を使ったりすることでニオイが落ちやすくなる
卵は良質な栄養素をたくさん含んだ家計の味方。
ニオイを付きにくくしたり、そもそもニオイが発生しにくくしたりと工夫しながら、うまく活用していきたいですね。