オレンジのフタにクリーム色のパッケージが印象的なユースキン。
発売以降、60年以上も愛され続けている肌荒れ対策クリームです。
ハンドクリームのイメージが強いユースキンですが、最近は顔に塗る人もいます。
「すごくしっとりする」という声が多い中、「顔は危ない」「顔がだんだん黒くなる」という噂も…。
調べてみたところ、ユースキンを顔に塗っても危険はありません。
肌が黒くなるような成分も含まれていないので、安心してくださいね。
ただし、顔に使う際には気をつけたいポイントがあります。
今回はこちらの内容を調べてまとめました。
- ユースキンを顔に塗るのは危険?
- ユースキンの成分とその効果
- ユースキンを顔に塗る方法と注意点
ぜひ参考にしてくださいね。
ユースキンを顔に塗るのは危険?肌が黒くなる?
冒頭でも触れましたが、ユースキンは顔に塗っても問題ありません。
メーカーの公式サイトでも、肌に合っていれば顔にも使えると明言されています。
ユースキン製品は、お肌に合っていれば顔にもご使用いただけます。
ユースキン製薬株式会社HP「お客様相談室」
では、なぜ顔に塗るのは危険といわれてしまうのでしょうか。
まず、「ハンドクリームのイメージが強すぎる」ということ。
ハンドクリームは一般的に油分が多く、顔に塗るとニキビなどの肌トラブルの原因になるのは有名な話です。
そのため、ユースキンも同じように危険視されていると考えられます。
また、ユースキンはひび割れやあか切れが治るといった効能をもつ指定医薬部外品です。
薬品臭も強いため「顔に薬のようなものを塗るのは危険!」といった思い込みからそう思われてしまうようです。
肌がだんだん黒くなるという点については、ユースキンにそのような成分は含まれていません。
ただし、油分を含んでいるので、何もつけていない素肌よりも多少日焼けする可能性はあります。
これはユースキンに限らず、油分を含むクリーム全般に該当することです。
クリームを塗った肌は角層の透明度が増して、紫外線が透過しやすくなって日焼けになるといわれています。
「寝る前にだけ使う」「塗るときは日焼け止めを重ねる」といった対策をすれば問題ありませんよ。
ユースキンの成分とその効果
ユースキンはひび割れやあかぎれ、しもやけなどを治す働きがある保湿クリームです。
ここでは、ユースキンの成分やその効果・効能についてまとめました。
- dl-カンフル
- グリチルレチン酸
- トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)
- グリセリン
スッとした独特の臭いの元であるdl-カンフルと、甘草由来のグリチルレチン酸は炎症を抑える働きがあります。
主にしもやけの症状に効果的です。
トコフェロール酢酸エステルは、血行を促進して肌荒れや皮膚の角化を防ぎ、あかぎれの進行を抑えます。
グリセリンは肌にうるおいを与えて乾燥を防ぐのに役立つ成分です。
さらに、肌の保湿効果を高める成分が2種類も配合されています。
ユースキンは消炎作用と保湿効果を兼ね備えた、まさに肌荒れ対策のためのクリームといえます。
なお、ネット上では美白効果があるといわれていますが、残念ながら美白成分は含んでいません。
ただ、肌は十分保湿されると、一時的に透明感が増して白く見えます。
そのため、保湿力の高いユースキンを顔に塗ると、美白効果があるように感じられたのかもしれません。
ユースキンを顔に塗る方法と注意点
ユースキンを顔に塗ると、保湿効果によって肌がしっとりします。
血行促進効果もあるため、顔のくすみも解消されるといった嬉しい効果も!
そんなユースキンを顔に塗る方法とポイントをまとめました。
①少量を手に取る
量が多いとベタつくだけでなく、別の肌トラブルを起こす原因になります。
様子を見ながら量を加減しましょう。
②少し水を加えて柔らかくする
ユースキンは少し固めのテクスチャーです。
水を少し混ぜると、塗った時に肌への負担が抑えられます。
③顔全体に薄く塗る
手のひらに薄くのばしてから、顔の内側から外側に向かって塗ります。
鼻先や口の周りなど細かいところは、指先を使ってムラなく塗りましょう。
④肌に馴染ませる
顔全体を包むように手のひらを使って、優しくハンドプレスします。
メイクを重ねるときは、ユースキンがしっかりなじむのを待ってから行いましょう。
顔に塗る際のポイント
顔に限らず、使う前に肌に合うか必ずパッチテストをしてください。
あごの下など皮膚の柔らかい部分に塗り、異常がないか確かめましょう。
また、目元付近はスースーしたり、しみたりすることがあります。
目の際ギリギリまで塗るのは避けた方が無難です。
唇もなるべく塗らないようにしましょう。
唇の皮膚は顔に比べて角質層が薄いので、ユースキンだと刺激が強すぎてしまいます。
ユースキンを顔に塗ると肌が黒くなって危険?気になる成分と顔に塗る方法を解説!まとめ
- ユースキンは顔に塗っても危険性はなく、肌が黒くなる成分も含まれていない。
- ユースキンは、4つの有効成分と2つの保湿成分で、肌に潤いを与えて乾燥を防ぐ効果がある。
- 顔に塗るときは、目元や唇付近を避けて少量を薄く塗ることを心がける。
ユースキンは顔に塗っても危険性はありません。
ベタつきが少なく、伸びもよいので顔にも使いやすいですよ。
ただ、顔に塗ると薬っぽい独特な匂いが鼻につくかもしれません。
しばらくすれば自然に消えるので、心配しなくて大丈夫ですよ。
顔の乾燥が気になったら、一度試してみてはいかがでしょうか?