皆さんはずいきと里芋の茎の違いは知っていますか?どんな違いがあるのでしょうか。
食べる時にはどんなことに気を付けたらよいのでしょうか。今日はそのことについて探ってみたいと思います。
ずいきと里芋の茎の違いはなに?!
ずいきとは里芋の茎のことを言います。見た目は、フキを太くしたような形をしています。
赤い色をした「赤ずいき」や、白色の「白ずいき」、そして「青ずいき」や「ハス芋」があります。シャキッとした歯ごたえが特徴です。
体に良い栄養が豊富に含まれ、繊維質が多くヘルシーな食材です。
「ずいき」は、ハス芋や里芋の葉柄を指す言葉です。里芋はスーパー等でも売られていますよね。
里芋は茎が肥大した芋の部分を食用としています。そして、葉柄も食用とされています。ただし、あく抜きをきちんとしてからいただきます。
結果的にずいきとは里芋の茎の部分のことで、里芋との違いは芋の部分と茎の部分という違いでした。
里芋の茎は食べてはいけない、毒があるは本当?
里芋の茎を食べて激痛に襲われた。というニュースを時々見かけますが、それは一体なぜでしょうか。
実は里芋の茎にはシュウ酸カルシウム結晶が含まれているのです。このシュウ酸カルシウム結晶が毒と言われているものになります。
お正月には里芋をいただくことが多いと思いますが、実は茎にはこんな毒素が含まれていたのですね。
でも、大丈夫です。ちゃんと下処理をすればおいしい煮物に変身します。
シュウ酸カルシウム結晶を大量に食べてしまううと刺激で喉の粘膜が腫れ、喉がイガイガしたり呼吸困難になる可能性があります。
ですからこの、シュウ酸カルシウムは「あく」の元です。ですから、必ずあく抜きをしないと食べることが出来ないので、必ずあく抜きをしましょう。
さといもの皮を剥くだけで手がかゆくなったり、喉の奥が「チクチク」刺されたような痛みを感じることがあります。これもシュウ酸カルシウム結晶の影響によるものです。
ですから里芋の皮を剥く時は必ず茹でてから手でゆで卵のからを剥くようにつるんと剥くようにしましょう。
食べ方をきちんと守れば、ずいきは食物繊維も豊富ですし、赤ずいきには抗酸化作用のあるアントシアニンも多く含まれているのでぜひ採りたい食品!
次は美味しい食べ方をご紹介しますね。
赤ずいきのおいしい食べ方
赤ずいきはアントシアニンという抗酸化作用が多く含まれています。
いつまでも若くいたい、健康でいたいそういった方にはおすすめの食品です。
今回は赤ずいきの美味しい食べ方を4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1)赤ずいきの酢の物
材料(4人分)
- 赤ずいき 4本
- 酢 大さじ4
- 塩 小さじ1
- 砂糖 大さじ2
- 白いりごま 小さじ1
レシピ
- ずいきは皮をむき、4㎝サイズの長さに切り、水につけてアクを抜きます。
- 鍋にずいきを入れて空いりします。
- ずいきに火が通ったらしんなりします。白ごま以外の調味料を加えて火を止めましょう。
- 3を冷蔵庫に入れ、食べるまで冷やしておきましょう。器にずいきを盛り、白ごまをふったら出来上がりです。
2)赤ずいきの肉巻き
材料(4人分)
- 赤ずいき 4本
- 豚ばら薄切り肉 100g
- 油 適量
- 料理酒 大さじ3
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- しょうゆ 大さじ3
- 万能ねぎ 適量
レシピ
- ずいきは皮をむき、4㎝の長さに切り、水につけてアクを抜きます。
- まな板に豚バラ肉を広げ、①を2~3本ずつ巻いていきます。
- フライパンに油を熱し、②の巻き終わり側を下にして焼いていきます。
- こんがりと焼き色がついたら、料理酒を入れてふたをします。
- 水分がなくなったら、みりん、砂糖、醤油を入れ、弱火で煮詰めます。
- 器に煮詰めたものを盛り、万能ねぎを飾ります。
3)赤ずいきの練りごまあえ
材料 (4人分)
- 赤ずいき 200g
- 酢 湯量に対して2%
- 練りごま 大さじ2
- マヨネーズ 大さじの半分
- ブロッコリースプラウト 少々
- 調味料A
- 酢 100ml
- 砂糖 30g
- だし昆布 1g
- 白だし 大さじ1
- 水 200ml
- 調味料B
- 醤油 小さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 水 大さじ1
レシピ
- ズイキは皮を剥いて4cmサイズの長さに切り、しばらく酢水につけます。
- 鍋に湯を沸かし、酢を加え、ずいきを3分茹でましょう。茹でたらずいきを冷水に取り、冷めたらしっかり水気をとりましょう。
- 鍋にAの材料を入れて煮立たせ、次に2を入れて火を止めましょう。熱がとれたら、容器に入れ替え冷蔵庫で冷やします。
- ボールにBを入れ和えましょう。次に練りゴマとマヨネーズを加えてさらにしっかりと混ぜ合わせましょう。
- 3を器に盛りつけ4をかけて、上にブロッコリースプラウトをそっと添えたら出来上がりです。
4)赤ずいきの酢味噌あえ
材料4人分
- 赤ずいき 4本
- だし汁 2カップ
- うす口醤油 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- みりん大さじ1
- 塩 少々
- 酢味噌
- 白味噌 大さじ4
- 砂糖 大さじ2
- 酢 大さじ2
- 練り辛子 適量
レシピ
- ずいきの皮をむき、4cmサイズの長さに切り、酢水につけ、茹でます。
- 鍋にだし汁、うすくち醤油、砂糖、みりん、塩をくつくつと煮立て、茹でたずいきを入れて、煮ましょう。煮汁につけたまま冷ましましょう。
- 練り辛子の中に砂糖、味噌、酢を入れ、混ぜ合わせ酢味噌を作りましょう。
- ずいきに練りごまをかけましょう。
ずいきと里芋の茎の違いはなに?!毒があるって本当?美味しい食べ方も紹介まとめ
ずいきと里芋の茎は実は名前が違うだけで、ずいきとは里芋の茎の部分のことを言います。
そして、気を付けなければいけないことがあります!里芋の茎にはシュウ酸カルシウム結晶が含まれこれが、あくの元となり食べてしまうと喉がイガイガしたりして呼吸困難を患ったりしてしまいます。
ずいきは体に良いと言われている栄養が豊富に含まれまた、おいしくいただけるレシピがあります。