最近インスタなどでもよく見かける段ボール製の収納ボックス。
整理整頓するのに安価でおしゃれでとっても便利ですね!
でも、その段ボール…実は虫の大好物なんです。
あなたの家に今、段ボールは置いていませんか?
間違った管理をしていると虫のすみかになってしまう可能性があります。
この記事では、
- 段ボールが虫の住処になる理由
- 段ボール収納ボックスを使う時の対処法
- 段ボールを捨てるまでの保管の仕方
を紹介します。
この記事を読めば段ボールの正しい扱い方がわかります。
ぜひ虫を寄せ付けない対策をしてみてくださいね。
段ボール収納ボックスのデメリットは虫!
DIYがしやすく、おしゃれに自分好みの収納が作れたり、シンデレラフィットする大きさに合わせて作れると人気の高い段ボール収納ですが、大きなデメリットがあります。
それが、虫の恰好のすみかになるということ!!
虫!と聞くだけで拒否反応を起こす人も多いのではないでしょうか。
虫の発生がとにかく嫌という方は、家の中に段ボールや、段ボールの素材でできたものを置くのはやめておきましょう。
といっても、宅配が当たり前になってきている今、どうしても段ボールを置いておかなくてはいけない事もでてきますよね。
そういった時の対策についても、詳しく説明していきます。
段ボールが虫のすみかになる理由
まず、なぜ段ボールが虫の恰好のすみかになってしまうのか知っておきましょう。
虫にとってちょうど良いスペースと暗さ
段ボールを家に保管している間は、同じ場所に重ねて置いておく方が多いと思います。
その段ボールが重なってできた隙間は、ゴキブリにとってちょうど入りやすく潜伏しやすい場所に。
しかも太陽光や灯りのついた場所が苦手で、暗闇を好むゴキブリには最高の住処になります。
また、折りたたまない箱の状態で保管している時でも、底の折りたたまれた部分に隙間ができます。
その小さな隙間でも、クモやシロアリといった小さな虫の住処になってしまいます。
保温・保湿でダニ・カビが発生
よく段ボールは布団代わりにも適していると聞いたことはありませんか?
段ボールの構造は見て分かる通り、中が波状になっていますよね。
その波状になっている場所には、温かい空気と湿度が溜まりやすくなっています。
そのため、段ボールを被っているだけで温かく感じます。
しかし、保温・保湿された場所は。カビが生えやすい状態になっています。
カビが生えてしまうと、カビを好むダニが沸き、そしてそのダニを好む虫が寄ってきます。
まさに段ボールが虫の食事会場となってしまうんです。
虫の卵が産みつけられやすい
段ボールの中心である波状の部分は、高温多湿で狭いことから虫が卵を産み付け、孵化するのにとっても適した場所になっています。
段ボールはきれいに見えていても、工場やコンテナの中を経由して運ばれてくるので、いつ虫がついてもおかしくない状態です。
その虫に卵を産み付けられていたら、家に置いている間に孵化してしまう可能性があります。
なんの虫かも分からない、どこでついたか分からない虫が孵化すると思ったら恐怖ですよね。
そのため一度使われた段ボールは、家の中に置かないようにしましょう。
特に海外からの輸入や、野菜を運ぶのにつかわれた段ボールは、家の中に放置しないようにしましょう。
段ボールの素材は虫のえさになる
段ボールに使われている粘着剤は、コンスターチが含まれている事があります。
このコンスターチは、虫たちの大好物でもあるんです。
そのため、段ボールについたコンスターチの匂いを嗅ぎつけて虫たちが集まってくる可能性があります。
また、ゴキブリは紙も食料になるので、段ボール事態が食料になります。
そのうえ放置された段ボールには、ほこりや髪の毛などが付くので、それも餌にしてしまうゴキブリには天国のようなものです。
おしゃれな段ボールボックスも危険!?
ニトリや無印、100均でもおしゃれな段ボール製の収納ボックスが販売されていて人気ですね。
でも、そういった収納用に販売されている段ボールボックスも虫のすみかになってしまう危険があります。
なので段ボール製はできるだけ控えたほうが無難です。
収納ボックスはプラスチック製がおすすめ
収納ボックスを使うならプラスチック製のものをおすすめします。
プラスチックの収納ケースも、100均、ニトリ、無印などでおしゃれなものが販売されていますよ。
でも、安くておしゃれなのでそれでも段ボール製の収納ボックス使いたい!という方は次の事に気を付けると虫が住みつくリスクが低くなるので、試してみてくださいね。
段ボール収納を使う時の対策
段ボール収納を使うときは以下の事に気を付けて、虫を寄せ付けるリスクを減らしましょう。
- 新品の段ボールを使う
- 湿気がこもらないようにする
- 水に濡れないようにする
- ホコリがたまらないようにする
- 押し入れのような風通しの悪い場所で使わない
- 数年で買い替える
対策①新品の段ボールを使う
段ボール収納で使用するものは、新品のものか、収納用に作られたものを使いましょう。
宅配できた段ボールや、スーパーでもらった段ボールは、すでに虫や卵が付着している場合や、湿気ている可能性があります。
汚れていても虫が寄ってきますので、そういったものは使わないようにしましょう。
対策②湿気がこもらないようにする
湿気がこもってしまうとカビが生えたり、虫が寄ってきやすくなるので、湿気がこもらないように除湿剤をいれましょう。
また、箱の中はたくさん物を詰め込まず、スカスカの状態で隙間を作ることで湿気しにくくなります。
蓋付きの段ボール収納の場合は、蓋を使わないようにしましょう。
対策③水に濡れないようにする
収納用に販売されている段ボールボックスは普通の段ボールよりも強くできているものが多く、ゴキブリなどが食べられる危険は低いです。
でも、水で濡れてしまうと柔らかくなり、ゴキブリが食べやすい状態になるので濡れてしまわないように気をつけましょう。
対策④ホコリが溜まらないようにする
段ボールは断面のギザギザ部分にホコリが付きやすくなっています。
ホコリも虫のエサとなってしまうので、ホコリが溜まらないように定期的に掃除をしましょう。
対策⑤押し入れのような風通しの悪い場所で使わない
段ボールは極めて吸湿性が高いので、押し入れなどでこもった湿気は全部吸い取ってしまいます。
湿気を吸い取った段ボールはカビが生えやすく、虫が寄ってきます。
なので、段ボール収納を使う場所は、風通しのよい湿気の溜まらないところにしましょう。
対策⑥数年で買い替える
古くなって痛んだり汚れたりした段ボールは虫が好みます。
また放置していると、虫の住処になってしまった事に気付けない場合もあります。
数年おきに買い替えることで虫のすみかになるリスクが減らしましょう。
キッチンの段ボールは虫の好都合なすみかに
段ボール収納を使う際は、絶対にキッチンは避けましょう。
よくインスタなどでも、おしゃれに段ボール収納を使って整理されている方をみかけますが、これはNGです。
キッチンは虫たちのエサになる調味料などがたくさんあります。
また水気も多いので、段ボールが濡れてしまう恐れがあります。
キッチンの吊戸棚も、お湯を沸かしたり、火をつけていた時の蒸気は上にあがっていき、湿気がこもります。
すると段ボールがその湿気をすべて吸い取ってしまうので置かないように気をつけましょう。
服や本の収納は湿気がこもるのでNG!
先ほどから説明しているように、段ボールは吸湿性があり、湿気を吸い取ってしまいます。
そのため、服や本を段ボール収納にいれておくと、濡れてしまうことがあるので入れないようにしましょう。
捨てるまでの段ボールを収納するおすすめの場所は?
通販での買い物が多いとどうしても溜まりがちになってしまう段ボール。
虫がついている可能性もあるので、すぐに処分してしまいたいところですが、古紙収集日は週に1度のところも多く、頻繁に捨てれないので置き場所に困ってしまいますよね。
そういった時は次の事に気をつけて収集まで保管しておきましょう。
外に出さない
ベランダなどの外に段ボールを置くと、外にいるゴキブリや虫の住処になってしまいます。
雨が降ると濡れたり、湿気が溜まるので、さらに虫が湧くリスクが高くなります。
そうなってしまうと、触るのも嫌になってしまいますよね。
なのでベランダに置く事はやめておきましょう。
どうしても家の中に置き場所がない時は、古紙回収の際に家の中を通らず出せる場所に置いておきましょう。
ビニール袋に入れて玄関や倉庫に保管する
段ボールに虫を寄せ付けない、または段ボールについている虫を家に出さないように、ビニール袋に入れて玄関や外の倉庫におきましょう。
大きな袋を用意して段ボール保管専用に置いておくのもいいですね。
おおきな物もすっぽり入る『幅広いでっかいポリ袋』がおすすめです。
袋の口は虫の侵入を防ぐために、キチンと封をしておきましょう。
古紙回収の日に必ず出す
ゴキブリの卵が孵化するのは、種類にもよりますが約40日前後といわれています。
もし段ボールについていたゴキブリの卵が孵化してしまうと、だいたい30~50匹が家の中で誕生してしまう事になります。
ダニについては1匹で100個以上もの卵を産み、約10日で成虫まで育つのであっという間に増殖します。
虫を家の中で繁殖させないためにも、いち早く段ボールを処分しましょう。
段ボール収納は虫の住処になる可能性大!使う場合はしっかりと対策を
段ボールは虫にとって、住処にもなりエサにもなる大好物ということが分かりました。
この大好物を家に置いておくと、それだけで虫が湧く可能性が高まってしまうので、できるだけ家の中に段ボールを置かないように気を付けましょう。
段ボール収納を使うよりは、プラスチック製の収納ケースを使うほうが安心して使用できると思います。
もし、それでも段ボール製のものを使うのであれば、湿気の溜まる場所で使わない、除湿剤を使うなどの対策をして使用してくださいね。