高級なフルーツといえばメロンを思い浮かべる人は多いと思います。
現在は網目のあるメロンが主流ですが、昔は表面がつるっとしたプリンスメロンが一般的でした。
私も子供の頃に食べたメロンはプリンスメロンでしたね。
そんなプリンスメロンですが、新しい品種の人気に押されて生産量が激減!
また、旬が4月末~6月の短い期間なので、あっという間に旬が過ぎて買えずじまい…ということもあるようです。
今回はこちらの内容について調べてまとめました。
- プリンスメロンの旬と食べ頃。
- プリンスメロンのお取り寄せと産地。
- 美味しいメロンの見分け方と食べ方
ぜひ参考にしてくださいね。
プリンスメロンが売ってない!旬はいつ?
最近はプリンスメロンをスーパーなどの店頭で見かけなくなりました。
理由として2つ考えられます。
売ってない第一の理由として「品種の多様化」です。
昔は西洋メロンといえばマスクメロンしかなく、庶民の口に入ることはめったにありませんでした。
そこに甘くて安価なプリンスメロンが登場したことで、庶民もメロンが食べられるようになりました。
プリンスメロンはメロンを一般家庭に広めた立役者といえます。
ですが、アンデスメロンなど網目があって安価な新しい品種が増えたことで年々生産量は激減。
かつてプリンスメロンの生産量は全体の70%を占めていましたが、今は1%まで減少しています。
売ってない第二の理由として「旬の時期ではない」からです。
プリンスメロンの旬は4月から6月中で、5月頃にピークを迎えます。
他の品種と比較すると旬の時期が約1ヶ月ほど短め。
生産量も少ないのも相まって「最近売っていない」と感じてしまうようです。
プリンスメロンの食べ頃
メロンは収穫してから3日~1週間ほど置き、完熟させて食べるのが一般的。
購入したメロンの食べ頃についてまとめました。
- メロンの香りが強くなっている。
- へたや皮の色が黄みがかっている。
- 実の下部を指で押して少し弾力がある状態。
- 実を叩くと、くぐもった低く鈍い音がする。
時期を過ぎると、熟しすぎて苦味や舌に刺激を感じるようになってしまいます。
食べ頃のサインを確認したら2〜3日のうちに食べるようにしましょう。
プリンスメロンのおすすめのお取り寄せ
店頭に並ぶことが少なくなったプリンスメロンですが、旬の時期なら通販サイトで購入可能です。
Amazonや楽天市場の他に、JA全農のオンラインショップや特産品を扱うサイトでも取り扱っていますよ。
産地としては生産量が最も多いのが熊本で、次いで茨城や福井、山形、北海道なども有名です。
味や香り、果汁の量などは産地によって違いがあります。
それぞれ取り寄せて食べ比べるのも楽しそう♪
プリンスメロンはまずい、甘くないと言われている?美味しい見分け方は?
芳醇な香りと濃厚な甘さ、ジューシーでやや硬めの果肉が特徴的なプリンスメロン。
ですが、「まずい」「甘くない」という声をたびたび聞きます。
なぜそう言われてしまうのでしょうか?
まずい理由①しっかり熟す前に食べている。
メロンは収穫した後、しばらく置いて完熟させるのが一般的。
しっかり熟さないと、プリンスメロン本来の味を楽しむことができません。
甘いと感じるメロンの糖度は14度と言われており、プリンスメロンの糖度は16度くらいあります。
一般的なアンデスメロンは14度前後なので、プリンスメロンの方が甘いんですよ。
追熟させることで初めて甘くておいしいメロンが味わえます。
まずい理由②マクワウリと混同されている。
プリンスメロンはメロンの仲間であるマクワウリという果物を交配したものです。
そのため、外観はマクワウリとよく似ています。
マクワウリは古くから日本で食べられていたのですが、甘みは弱く香りもほとんどありません。
マクワウリとプリンスメロンを誤認して、「まずい」「甘くない」と思ってしまうことも少なくないようです。
おいしいメロンの見分け方と食べ方
プリンスメロンを買うときは、表面に傷や変色が少ないものを選びましょう。
形もバランスがとれた縦長の球形で、変形していないものがベストです。
また、持ったときに重みを感じるものは肉厚で果汁がたっぷり詰まっている証拠。
香りが強いものは熟しすぎているので、香りがあまりしないものがおすすめです。
買ってきたら、熟すまでは冷蔵庫にいれず常温で保存してください。
食べるときは2〜3時間くらい前に冷蔵庫で冷やしましょう。
ただし、冷やし過ぎは風味が落ちるので要注意です。
残ったら種とワタを取り除いてカット面にラップするとジューシーさを保てますよ。
冷蔵庫で保存して、早めに食べ切るようにしましょう。
プリンスメロンが売ってない!旬と食べ頃はいつ?お取り寄せと甘くて美味しいメロンの見分け方を紹介!まとめ
- プリンスメロンの生産量が激減したため、売っていないように見える。
- 旬は4月末から6月頃の初夏で5月頃がピーク。
- メロンの香りが強くなったら食べ頃。
庶民にも手が届くメロンとして、一時代を築き上げたプリンスメロン。
他の品種に押されてお店に並ぶことは少なくなってしまいました。
濃厚な甘さと独特の歯ごたえはプリンスメロンでしか味わえません。
しっかり完熟させてから食べるようにしてくださいね。