アイスやケーキのトッピングに使われる「カラースプレーチョコ」
見た目を華やかにし、お菓子に可愛らしさをプラスしてくれます。
このカラースプレーチョコを思い切り食べたいと思う人は意外に多いようです。
その一方で、カラフルすぎて体に悪いものがたくさん入っていそう…という声もチラホラ。
ですが、カラースプレーチョコの添加物が体に悪影響を及ぼす可能性は極めて低いと考えられます。
国が食品添加物の使用基準を厳格に定め、安全性が確認されているので過剰に心配する必要はありませんよ。
ただし、カラースプレーチョコは砂糖と油脂の塊なので、カロリーの高さには注意が必要です。
今回はこちらの内容を調べました。
- カラースプレーチョコは体に悪い?
- カラースプレーチョコはチョコではない?
- カラースプレーチョコを手作りする方法
ぜひ参考にしてくださいね。
▼彩りがキレイで大容量!カラースプレーチョコ
カラースプレーチョコは体に悪い?
カラースプレーチョコは、お菓子のトッピングに使われる細長くて小さいチョコレートです。
色が鮮やかすぎて着色料など体に悪いものが大量に入っているのでは?と心配になる気持ちもわかります。
ですが、カラースプレーチョコは過剰に食べない限り心配しなくて大丈夫です。
食品に使われている着色料は、食品衛生法で使用が認められているものしか使えません。
また、使用量なども厳格な基準が定められており、安全性も確認されています。
食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
厚生労働省HP「食品添加物 概要」
厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。
また、使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めています。
さらに一般的なスプレーチョコに含まれる着色料の量は、国の使用基準をかなり下回っていることがほとんど。
国内に流通しているものは、安心して使って大丈夫ですよ。
それよりも気をつけなければいけないのは、カロリーの高さです。
一般的なカラースプレーチョコのカロリーは、普通の板チョコとほとんど変わりません。
SNSを見ると、スプレーチョコをたっぷり乗せたい人は多いようですが、カロリーの摂りすぎにはくれぐれも注意しましょうね。
カラースプレーチョコはチョコじゃないって本当?
カラースプレーチョコは、主に砂糖とココアバターや植物性油脂から作られています。
いわゆる「準チョコレート」に分類されるものですが、チョコレートなのは間違いありません。
製菓材料メーカーや販売店でも、準チョコレートとして取り扱っていますよ。
ですが「カラースプレーチョコはチョコじゃない」という話をたびたび聞きます。
なぜそう思われてしまうのでしょうか?
おそらく「カラーシュガースプレー」という砂糖で作られたトッピング材と間違われているせいだと思われます。
カラースプレーチョコと同じくカラフルな見た目で、パっと見では区別がつかないほどそっくりです。
しかし、カラーシュガースプレーの原材料はほぼ砂糖のみで、ココアバターやカカオマスは入っていません。
食感も異なっており、チョコスプレーは柔らかくチョコらしいコクが感じられます。
一方、シュガースプレーは固くジャリジャリしており、氷砂糖のような味が特徴です。
SNSでも間違ってシュガースプレーを買った人の嘆きの声をよく耳にします。
買うときはパッケージをよく確かめて、「シュガー」「砂糖」の文字に注意しましょう。
また、以前は100円ショップでも買えましたが、現在は原材料の高騰であまり見かけなくなりました。
カラースプレーチョコを確実に手に入れたいなら、製菓専門店で買うのがおすすめですよ。
カラースプレーチョコは手作りできる!
カラースプレーチョコはチョコを細い線状に絞り出し、冷やして特殊な回転釜に入れて小さな棒状に加工したものです。
お店で買うしかないと思うかもしれませんが、実は家でも作れるんですよ。
おすすめはコルネを使った方法です。
コルネとは絞り袋の一種で、お菓子に文字や模様を書くアイシングなどに使われます。
ここでは、簡単に作れるコルネの作り方も一緒にご紹介しますね。
下準備(コルネ作り)
クッキングシートを利用して作ります。
- 長方形のクッキングシートを、対角線に切って直角三角形にする。
- 長い方の辺の中心を押さえ、筒状に内側にきつく巻く。
- 巻き終わりを筒の内側に折り込む。
先頭がとがるようにするのと、しっかりきつめに巻くのがポイントです!
作り方
準備したコルネを使って、カラースプレーチョコを作ります。
- 作りたい色のチョコレートを湯煎で溶かす。
- 溶かしたチョコレートをスプーンを使ってコルネに注ぎ、先端を少し切り落とす。
- クッキングシートの上にチョコレートを線状に絞り出す。
- 冷やして固めたら、包丁で細かくカットする。
手作りすれば欲しい色だけ作ったり、自分の好きな色の割合を増やしたりもできます♪
「コルネを作るのが面倒!」という人は市販のチョコペンで使うとよいでしょう。
少し太めになりますが、手間をかけたくない人におすすめですよ。
カラースプレーチョコは体に悪い?実はチョコじゃないという噂についても調査しました!まとめ
- カラースプレーチョコは普通に食べる分には体に害はない。
- カラースプレーチョコは準チョコレートに分類されるチョコレートである。
- カラースプレーチョコは自宅でも簡単に作れる。
カラースプレーチョコを多少多めに食べても心配する必要はありません。
着色料などの添加物の使用量は、国で明確な安全基準が定められています。
それよりも食べ過ぎで問題になるのは、カロリーの高さです。
キレイだからといってトッピングしすぎると、カロリー過多になります。
お菓子本来の味も損ねてしまうので、見た目のバランスを考えながら適量を使うようにしましょう。