ハンバーガーや肉料理に添えられることの多い「ピクルス」
さっぱりした酸味とハーブの香りが魅力的な西洋の酢漬けです。
すっかり日本でも定着して、今では自宅で作る人も多くなりました。
そんなピクルスですが、作るのに向かない野菜があります。
えぐみが強すぎる野菜や生で食べられない野菜は、一般的にピクルスに向いていません。
歯応えがある野菜や色の鮮やかな野菜がピクルスにはおすすめですよ。
今回はピクルスについて調べてまとめました。
- ピクルスに向いていない野菜
- ピクルスに合う野菜
- 簡単なピクルスの作り方と時短のコツ
ぜひ参考にしてくださいね。
ピクルスに向かない野菜はどれ?
ピクルスとは、野菜を香辛料やハーブなどと一緒に酢に漬けた漬物の一種です。
さまざまな野菜で作れるピクルスですが、不向きな野菜もあるんですよ。
ほうれん草などの葉物野菜やいも類、きのこ類はピクルス向きではありません。
なぜこれらの野菜は向いてないのでしょうか?
アクやえぐみが強い
ほうれん草や小松菜、菜の花などはアクやえぐみの強い野菜です。
そのままピクルス液に漬けると、アクが流れ出して苦味やえぐみを感じる原因になります。
ただし、アク抜きなどの下処理をすれば、ピクルスにすることは可能です。
生で食べられない
基本的にピクルスは生の野菜を漬けるものなので、生食できない野菜は向いていません。
いも類やきのこ類、ごぼうやかぼちゃなどが該当します。
ただし、下茹でなどの加熱処理してからピクルスにすれば問題ありません。
また、臭いが強すぎる野菜も要注意です。
香辛料やハーブの香りと混ざり合って、ピクルスの風味が台無しになることもあります。
おすすめ!ピクルスに合う野菜
ピクルスには、歯応えがあるものや色の鮮やかな野菜が向いています。
手軽にピクルスを作りたい人におすすめの野菜をまとめました。
- きゅうり
- 人参
- 大根
- 玉ねぎ
- かぶ
- ミニトマト
- ヤングコーン
- パプリカ
- セロリ
- ズッキーニ
上記の野菜は、ピクルス液に漬けるだけで作れます。
人参や大根など余りがちな野菜をまとめてピクルスにしておけば、便利な常備菜になりますよ。
食中毒対策の点からも、ピクルスはお弁当のおかずにもおすすめです。
下処理は必要だけど、ピクルスにすると美味しい野菜もまとめました。
- カリフラワー
- ブロッコリー
- ごぼう
- れんこん
- オクラ
お湯で茹でる以外に、電子レンジでも加熱してもOKです。
お湯を沸かす手間や時間を省略だけでなく、水溶性の栄養素を逃さずにすみます。
ごぼうやれんこん、オクラなど和風な野菜もピクルスと相性抜群ですよ。
簡単なピクルスの作り方と時短のコツ
冷蔵庫の残り野菜で作れて日持ちもするので、作り置きにうってつけのピクルス。
ここでは、ピクルスの簡単な作り方と時短のコツをご紹介しますね。
ピクルスの作り方
<材料>
- きゅうり 1本
- セロリ 1本
- 赤パプリカ 1個
- 黄パプリカ 1個
- たまねぎ 1/2個
<ピクルス液>
- 酢 200ml
- 水 400ml
- 砂糖 40g
- 塩 大さじ1
- 赤唐辛子 1本
- ローリエ 2枚
- 粒こしょう 適量
- お好みのハーブ適量
- 野菜は乱切りにする。
- 鍋にピクルス液の調味料を入れて火にかけ、ひと煮立ちさせる。
- 煮沸消毒した保存容器に1の野菜を入れ、2を熱いうちに注ぎ入れる。
- 冷蔵庫で6時間以上漬ける。
注意すべき点は「野菜はよく水気を切る」「ピクルス液に十分漬け込む」こと。
野菜に水気が残っていたり、ピクルス液にしっかり浸かっていないと傷んでしまうので気をつけてください。
また、ピクルス液を作るときにアルミ鍋の使用はNG!
アルミは酸に弱いので黒くなってしまいますので、ステンレスかホーロー鍋を使いましょう。
保存容器はガラス製がおすすめです。
ニオイ移りがせず、酸で溶ける心配もありません。
保存容器のフタも、酸の影響を受けにくい材質のものにしましょう。
完成後は、冷蔵庫で保存して1週間以内に食べ切ってください。
時短のコツ
ピクルス作りを時短するコツは、以下の2つです。
- 市販の調味酢を活用する。
- ジッパー付きの保存袋を使う。
手作りのピクルスは、自分好みの味に仕立てられるのが醍醐味。
ですが、気軽に手早く作りたいときもありますよね。
そんなときは、すし酢やカンタン酢、ピクルスの素など市販の調味酢を使いましょう。
計量して火をかける必要がなく、すぐに漬けられるので時短になりますよ。
また、ジッパー付き保存袋を使うと、保存容器を煮沸消毒する手間が省けます。
空気をできるだけ抜いて、しっかり口を閉じるのがポイントです。
ピクルスに向かない野菜はどれ?ピクルスにおすすめの野菜や簡単な作り方もご紹介!まとめ
- えぐみが強かったり、生で食べられない野菜はピクルスに向いてない。
- ピクルスにするなら、歯応えのあるものや色鮮やかな野菜がおすすめ。
- レンジを使ったり、市販の調理酢を使うと時短で簡単にピクルスが作れる。
えぐみのある野菜や生食できない野菜は、ピクルス作りに向いていません。
ですが、手間を惜しまないのであれば、どんな野菜もピクルスにできちゃいます。
自分好みの香辛料を入れたり、市販の調理酢で手間を省いたり、作り方も自由自在!
ぜひ手作りのピクルスで、食卓を華やかに彩ってみませんか?