秋から冬にかけてよく食べられるさつまいも。
シンプルに素材の味を楽しむなら、ふかし芋が一番です。
そんなふかし芋の作り方で人気なのが炊飯器を使う方法。
ですが、炊飯器で調理したら爆発したという話も聞くので、心配な人もいるのではないでしょうか?
炊飯器でふかし芋を作っても、普通は爆発しません!
ただし、調理の仕方や炊飯器の機種によっては爆発の危険性もあるので注意が必要です。
また、炊飯器でうまく作れない原因や、ねっとりしたふかし芋を作るコツも合わせて解説します。
- さつまいもを炊飯器で調理すると爆発する?
- 炊飯器でふかし芋が失敗しする理由
- 炊飯器でねっとり食感のふかし芋を作るコツ
ぜひ参考にしてくださいね。
さつまいもを炊飯器で調理すると爆発する?
さつまいもを炊飯器で調理するのは、基本的に問題ありません。
実際にレシピ本やレシピサイトなどで、さつまいもを炊飯器で調理するレシピが存在しています。
ただし、さつまいもの取り扱いや炊飯器の機種によっては、爆発事故を招く可能性があるのも事実。
さつまいもは加熱すると、内部の水分が蒸発して外へ抜けていきます。
ですが、皮付きのさつまいもをラップで覆って加熱すると、密閉状態になり蒸気の逃げ道がありません。
閉じ込められた蒸気は内部の圧力を高めてしまうので、最終的には爆発を引き起こすことになります。
また、食材をポリ袋に入れて炊飯するのも危険です。
炊飯時にポリ袋が熱で膨張し、蒸気口をふさいでしまうことがあります。
蒸気口がふさがれてしまうと、蒸気の逃げ場がなくなるため炊飯器内の圧力が上昇。
圧力に耐えきれず、炊飯器のフタが突如開いてしまう可能性があります。
そこから中身が飛び散ったり、高温の蒸気が吹き出したりして大変危険です。
また、圧力をかけることが前提の圧力式炊飯器は、より危険性が高いので扱い方に注意が必要です。
取扱説明書に禁止事項が記載されているので、必ずチェックしてから使用してくださいね。
炊飯器でふかし芋が失敗する理由
炊飯器でふかし芋を作ったけど、思ったように美味しくできなかったという経験はありませんか?
炊飯器調理で失敗する理由として考えられるのは、以下の3点です。
水分量が適切でない
水分量が少なすぎるとさつまいもが焦げたり、中心部分まで十分火が通らなかったりします。
逆に、水分量が多すぎるとベチャベチャの仕上がりになってしまうので注意しましょう。
特に、収穫したばかりのさつまいもは水分が多いので、入れる水を控えめにするなどの微調整が必要です。
さつまいもが大きすぎる
大きすぎるさつまいもは加熱に時間がかかり、同じように炊いても失敗してしまうことがあります。
うまく火が通らず、加熱ムラや生焼けの部分ができてしまうことも。
炊飯器に入る大きさにカットするか、中くらいのサイズのものを選ぶようにしましょう。
炊飯器の性能差
炊飯器によって機能に差があるため、同じレシピでも仕上がりが異なる場合があります。
ふかし芋は時間をかけて加熱すると甘みが増すので、玄米モードで炊くのがベストですよ。
一方、早炊きモードで炊くとねっとり感や甘みが弱くなってしまいます。
玄米モードがなければ通常モードで炊きましょう。
炊飯器でねっとり食感のふかし芋を作るコツ
さつまいもは、長時間ゆっくり火を通すことで甘みが引き出されます。
炊飯器はじっくり一定の温度で加熱するので、ふかし芋を作るのにぴったりなんですよ。
ここでは、炊飯器でねっとり食感のふかし芋を作るコツをご紹介します。
<材料>
- さつまいも 中1本
- 水 さつまいもの高さの約1/2程度の量
<作り方>
- さつまいもの汚れを水で洗い流す。
- 炊飯器にさつまいもと水を入れて、炊飯のスイッチを入れる。
- 炊けたら早めに取り出す。
ねっとり食感に仕上げる場合は、水を多めに加えるのが最大のポイントです。
また、炊飯器の玄米モードで炊くと、さらにねっとり感が際立ちます。
炊いたさつまいもは、すぐに炊飯器から取り出しましょう。
入れっぱなしにすると、皮が焦げ付いたり甘みが飛んでしまって美味しさが半減してしまいます。
なお、炊きたてのさつまいもは高温なので、取り出す際はくれぐれも注意してくださいね。
まだ固い場合は、水を100ml程度追加して早炊きモードで再度加熱します。
柔らかくなるまで、時折固さをチェックしながら加熱しましょう。
さつまいもを炊飯器で調理すると爆発する?ふかし芋が失敗する理由とねっとり食感にするコツを解説まとめ
- さつまいもを炊飯器で調理しても通常は爆発しない。
- ポリ袋に入れて調理したり、圧力式炊飯器を使うと爆発する恐れがある。
- さつまいもの大きさや水分量、炊飯器の性能によってはうまく仕上がらないことがある。
- ねっとり食感のふかし芋にするには、水分を少し多めに加えるのがコツ。
炊飯器で作るふかし芋は、スイッチ入れたらほったらかしで作れるため人気があります。
水分量で仕上がりが変わるので、色々試して自分好みのふかし芋を探すのも楽しそうですね!
ただし、取り扱い方を間違えると思わぬ事故を引き起こすことになるので、くれぐれも注意しましょう。
今回ご紹介した内容を参考に、炊飯器で美味しいふかし芋を作ってください。