寒い時期にしみじみ美味しいクリームシチュー。
シチューに牛乳を入れると、コクとまろやかさが出て本格的な味になります。
ですが、いざ牛乳を入れようとしたら冷蔵庫にない!と慌てた経験はありませんか?
わざわざ買いに行くのも面倒ですよね…。
そんなときは、ルーだけで作ってしまいましょう!
水加減を調整したり、代わりの食材を入れたりすれば、十分美味しいシチューになりますよ。
今回はこちらの内容をまとめました。
- 牛乳を使わずルーだけでシチューを作るには?
- シチューに入れる牛乳の代用品
- 牛乳なしシチューを美味しくするもの
ぜひ参考にしてくださいね。
牛乳を使わずルーだけでシチューを作るには?
シチューを作るときに、牛乳が絶対に必要というわけではありません。
そもそも市販のルーには全粉乳や脱脂粉乳、バターミルクパウダーなどの乳成分が含まれています。
そのため、牛乳がなくてもクリーミーなシチューは作れるんですよ。
ただし、牛乳の代わりの水を同量入れてしまうのはNG!
煮込んでいる間に、シチューの具材である野菜から水分が出ます。
そのため、初めから牛乳分の水を入れると、とろみがつかず味もぼやけてしまいがち。
ルーが薄まりすぎないように加減を見ながら、水を足すようにしましょう。
牛乳を入れない分、さらっとした口当たりのあっさりしたシチューに仕上がりますよ。
シチューに入れる牛乳の代用品は
牛乳なしでも作れるシチューですが、やはり物足りなさを感じてしまうもの。
そんなときは、牛乳の代用品を探してみましょう。
身近で意外なものが牛乳の代わりになるんですよ。
ヨーグルト
牛乳と同じ乳製品でコクが出るとともに酸味が加わり味に奥行きが出ます。
無糖のプレーンヨーグルトを牛乳と同じ分量を入れてください。
なお、低脂肪や無脂肪のヨーグルトは、脂肪分のコクが出ないのでおすすめしません。
豆乳や豆腐
牛乳の代わりとしてよく使われるものといえば豆乳。
ただ、牛乳よりも風味やコクは弱いので、砂糖などを加えて甘みを少し足しましょう。
また、豆腐をクリーム状にすりつぶして使うのもおすすめです。
木綿豆腐よりは絹ごし豆腐のほうがなめらかな口当たりになります。
入れるタイミングは、仕上げの直前がベスト。
加熱しすぎると豆のたんぱく質が固まって分離しやすくなるので、煮込みすぎないようにしましょう。
クリーミングパウダー(粉末クリーム)
コーヒーを飲むときに使うブライトやクリープなどのクリーミングパウダーでも代用できますよ。
仕上げの段階で大さじ1〜2程度加え、ひと煮立ちさせればOKです。
なお、同じクリーミングパウダーでも商品によって原材料が違うため仕上がりも変わります。
ブライトなどの植物性脂肪が原料のものは、軽い口当たりでさっぱりとした仕上がりに。
クリープなど乳由来成分を原料としているものは、コクが増して深い味わいになりますよ。
生クリームやサワークリーム
生クリームやサワークリームも牛乳の代用品として使えます。
牛乳の1/3量くらいの量で、十分コクが出てリッチな味になりますよ。
常備しているお家はないかもしれませんが、使い切れず余っていたらぜひ入れましょう。
牛乳なしシチューを美味しくするもの
「牛乳も牛乳の代用品になるようなものもない!」
そんなときは、別の食材でコクと風味をプラスしましょう。
牛乳よりも旨味やコクが増すこともあるので、通常のシチューに入れるもおすすめですよ。
バター
バターといえば、洋食でコクや旨味を出すのに欠かせません。
当然シチューとの相性も抜群です。
シチューの具材をバターで炒めれば、コクと風味が生まれます。
溶かしバターとして仕上げに加えると、コクだけでなくバターの風味も味わえますよ。
なお、有塩バターを使うときは、あらかじめ塩加減に注意しましょう。
チーズ
濃厚な旨味とコクを足したい時におすすめなのがチーズです。
ピザ用チーズなどを多めに入れて煮込めばとろみも出ます。
味噌
隠し味として味噌を少量加えると、まろやかで深みのある味わいになります。
白味噌を使うと甘さが加わるほか、色もきれいに仕上がりますよ。
やや和風テイストになるので、いつものシチューに飽きたときにもおすすめです。
牛乳がない!ルーだけでシチューは作れる?代用品や牛乳なしで美味しくする方法をご紹介!まとめ
- 牛乳がなくても、水分量を調整すればシチューは作れる。
- シチューに入れる牛乳の代用としてヨーグルトや豆乳、粉末クリームなどが使える。
- シチューにバターやチーズ、味噌などを加えるとコクと風味が加わって美味しくなる。
牛乳がなくてもルーだけでクリームシチューは作れます。
ただ、牛乳の代わりに水を入れると旨みやコクがなく物足りなくなりがち。
今回ご紹介した牛乳に代わるものやコクを出す食材を入れると、シチューの味がグッと底上げされます。
牛乳で作ったシチューとは違った美味しさを発見できるかもしれません。
ぜひ一度試してみてくださいね。