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バッター液の黄金比で揚げ物上手に!卵なしでも作れる?余ったときの活用法もご紹介

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フライを揚げるのに面倒な衣付け作業が楽になる「バッター液」

卵・水・小麦粉などを混ぜ合わせたもので、お惣菜屋でも採用されている手法なんですよ。

使うと作業工程を省けるほか、衣がはがれにくいなどのメリットがあります。

そんなバッター液の黄金比は「卵1個、小麦粉大さじ4、水小さじ2」です。

水を増やすと薄い衣に、減らすと厚い衣のフライになりますよ。

今回はバッター液について調べてまとめました。

  • バッター液の黄金比
  • 卵なしでもバッター液は作れる?
  • 余ったバッター液の活用法

ぜひ参考にしてくださいね。

サクサクのフライに!バッター液の黄金比

食材に小麦粉をつけ、卵にくぐらせてからパン粉をつけるのが、本来の衣つけ作業の工程です。

それが、バッター液を使うことで、後はパン粉をつけるだけでOKになります。

その黄金比は、「卵1個、小麦粉大さじ4、水小さじ2」

バッター液の最適な加水率は160〜200%程度で、連なって流れる程度のゆるさが目安です。

加水率とは小麦粉に対して含まれる水分の比率で、比率によって衣の厚さが変えられます。

ここで、基本のバッター液の作り方をご紹介しますね。

  • 卵1個(50g)
  • 水 小さじ2(10g)
  • 小麦粉 大さじ4(36g)
  1. 卵を溶きほぐして水と混ぜる。
  2. ふるった小麦粉を加える。
  3. ダマにならないようにかき混ぜる。

はじめは混ぜすぎず、様子を見ながら混ぜましょう。

混ぜすぎるとグルテンが多くなり、衣が重くなってしまいます。

また、水分が多い食材のときは、入れる水を減らしておくのもポイントです。

バッター液を使うと、以下のような嬉しいメリットがあります。

  • 衣つけ作業が簡略化される。
  • パン粉が均一につきやすくなる。
  • 衣がはがれにくくなる。
  • 衣の厚さの調整が簡単にできる。
料理初心者や破裂しやすいコロッケなどを揚げるときにピッタリの手法なんですね♪

卵なしでもバッター液は作れる?

バッター液は、卵がなくても代用品を使って作れます。

ただし、衣が薄くなるので、コロッケなど破裂しやすいものは不向きなので注意しましょう。

代用品①水+酒

卵の代わりに水の分量を増やして酒も加えます。

  • 小麦粉 大さじ4(36g)
  • 酒 大さじ1(15g)
  • 水 大さじ2(30g)

酒と水の合計量が、小麦粉の重さの約1.3倍になるようにしましょう。

衣は卵入りよりもやや固めの食感になりますが、カラッと揚がりますよ。

代用品②マヨネーズ

卵の代用にマヨネーズと酒を加えます。

  • 小麦粉 大さじ4(36g)
  • 水 大さじ1(15g)
  • 酒 大さじ1(15g)
  • マヨネーズ 大さじ2(24g)

衣が薄付きになるので、素材の味をダイレクトに楽しめます。

代用品③てんぷら粉

  • 天ぷら粉 大さじ4(36g)
  • 水 35ml

天ぷら粉自体に卵やベーキングパウダーが含まれているので、サクッとした軽い仕上がりになりますよ。

余ったバッター液の活用法

食材とバッター液のバランスがうまく取れず、余ってしまうことがあります。

保存しておいて、後日使用したいと思うかもしれません。

ですが、食材を浸したバッター液には、雑菌が混入して可能性が高いので保存はNGです!

その日のうちに使い切るのがベストですよ。

余ったバッター液を使って、もう一品作ってしまいましょう!

パン粉のナゲット

枝豆の代わりにコーンを入れても美味しいですよ。

<材料>

  • 余ったバッター液 100mlくらい
  • 余ったパン粉 適量
  • 枝豆 大さじ1
  • パン粉 適量
  • 牛乳 適量
  • 揚げ油 適量
  1. 材料を全部混ぜ合わせる。
  2. 生地をまとめて緩かったらパン粉を加え、固かったら牛乳を足す。
  3. 170度の油できつね色になるまで揚げる。
  4. キッチンペーパーで油を切り、器に盛り付けて完成。

だんご汁

すいとんのような味わいで、ボリュームのある味噌汁です。

材料(2人分)

  • 余ったバッター液 適量
  • 小麦粉 適量
  • 塩 小さじ少々
  • お好みの野菜 適量
  • 水 600ml
  • 顆粒和風だし 小さじ2
  • みそ 大さじ2
  • 長ネギ 適量
  1. バッター液に小麦粉と塩を加えて、耳たぶくらいの固さになるように混ぜる。
  2. 1を一口大の大きさに丸めて、ぬれぶきんをかぶせて30分ほど寝かせる。
  3. 野菜を適当な大きさに切る。ネギは小口切りにする。
  4. 鍋に水と顆粒和風だしと切った野菜を入れて中火で加熱する。
  5. 具材が柔らかくなったら、2を手のひらで平たくしてから入れる。
  6. だんごに火が通るまで煮込み、みそを加えたら火から下ろす。
  7. 器に盛り付け、ねぎを散らして完成。

ミニアメリカンドッグ

<材料>

  • ウインナー 4本
  • 余ったバッター液 適量
  • 残りのパン粉 適量
  • 揚げ油 適量
  1. 余ったバッター液にパン粉を足して、粘土くらいの固さになるまで混ぜる。
  2. 生地をまとめて、8個に分けて丸める。
  3. 生地の真ん中に指でくぼみを作り、半分に切ったウインナーを包む。
  4. 160℃に熱した油でゆっくり揚げる。
  5. 油の中で転がしながら、表面がきつね色になったら完成。
一口タイプのアメリカンドッグで、おやつや夜食にぴったりですよ!

バッター液の黄金比で揚げ物上手に!卵なしでも作れる?余ったときの活用法もご紹介まとめ

  • バッター液の黄金比は、卵:1、小麦粉:大さじ4、水:小さじ2。
  • 卵の代わりに、マヨネーズやてんぷら粉でもバッター液は作れる。
  • 余ったバッター液の保存は危険。残ったパン粉や食材を足してもう一品作るのがおすすめ。

衣つけ作業のハードルを下げてくれるバッター液。

作業工程が簡単になるうえ、揚げ上がりもぐんと良くなります。

揚げるのが難しいとされるクリームコロッケも失敗しにくくなりますよ。

材料の比率によって衣の厚さも変えられるので、揚げる食材によって変えるのもおすすめです。

ぜひバッター液を利用して、いろんな揚げ物にチャレンジしてくださいね。