鶏肉は栄養価も高く、お料理の幅も広いため使いやすく、お値段も安いので家計を助けてくれる食材ですよね。
「スーパーで多めに買っておいて鶏肉を購入して後で小分けにしようとしたら、
キッチンに置きっぱなしにしてしまった。」
「冷凍した鶏肉を解凍するのにキッチンに長時間放置してしまった。」
など、あなたも心当たりありませんか?
今回はこの3点についてご紹介しますね。
- 鶏肉を冷蔵庫に長時間入れ忘れてしまったけど、食べられる?
- 鶏肉が腐っている時ってどんな状態?
- 腐っている鶏肉を食べたらどうなる?
鶏肉を常温放置!冷蔵庫に入れ忘れてしまったけど食べられる?
夏場で30分、冬場で1時間以上常温放置している場合は食べるのは控えた方が◎
よく半日(6時間)くらい常温放置してしまったとの声も聞きますが、この場合は食べるは控えましょう。
鶏肉は他の肉よりも傷みやすい食品です。
鶏肉は水分を多く含んでいるということから傷みやすいと言われています。
時間が経つほど水分が肉の外に出てきてしまうので、
夏場は30分、冬場は1時間程度で腐り始めます。
鶏肉を購入時、パックの中に赤く水っぽい液体が出ていませんか?
これは鮮度が落ちているというサインなのです。
鶏肉って他のお肉よりも繊細なんだね~
「常温」とはどんな状態?スーパーからの持ち歩き時間も注意!
一般的に冷蔵庫に入れない状態が「常温」だと思う方が多いのではないでしょうか。
実は、きちんと食品衛生法で常温の温度や場所が定められています。
- 15℃~25℃
- 温度が安定していて風通しがよい場所
- 直射日光が当たらない場所
- 外の気温を超えない室温。
温度も幅広く、なんだかわかりにくいですね。
例えば、お家の中で言うと、床下収納や野菜室、玄関などが当てはまります。
スーパーからお家まで帰ってくるまでの持ち歩き時間も当てはまりますね!
帰るまでにドンドン鮮度が落ちてしまいます。
なので生ものはスーパーの袋に入れずに、保冷バックなどに入れて持ち帰りましょう。
また、キッチンは温度が上がりやすく食品を傷めてめてしまうリスクがある場所のため、
放置せず、帰ってきたら必ず冷蔵やチルド室、冷凍で保存しましょう。
鶏肉には食中毒菌や寄生虫が付着しています。
冷凍したからといって死滅するわけではありません。
解凍している間、食中毒菌や寄生虫は盛んに繁殖します。
食中毒を避けるため、チルド室や冷蔵室で解凍してくださいね。
鶏肉が腐っている時の判断は?
常温で放置してしまった時は、上記で説明した放置時間に合わせて、鶏肉の状態についても確認してみてください。
見た目の変化
- 灰色っぽくなっている。
- 白っぽくなっている。
- 白いカビがポツポツでている。
鶏肉は購入時、ピンク色ですよね。腐ってしまうと灰色や白っぽく変化していきます。
また、白いカビがでてくることもありますよ。
ニオイの変化
- 酸っぱいニオイがする。
- アンモニアのようなニオイがする。
- 硫黄のようなニオイがする。
- 生ゴミのようなニオイがする。
鶏肉は腐ると、腐敗臭がしてきて、生ごみのような独特のニオイがあります。
また、ヨーグルトが腐ったような酸っぱいニオイや硫黄のニオイ、アンモニアのニオイがして、明らかに食べてはいけないようなニオイがします。
私の場合はニオイが一番わかりやすい変化なので、ニオイで判断していますよ。
触感の変化
- ヌルヌルしている。
- ネバネバしている。
- 糸を引いている。
腐った鶏肉を触ると、ヌルヌルしていたり、粘着きがあります。
また、糸を引くほどの粘り気が出ることがあります。
鶏肉は、購入時でも触るとヌルヌルしていますよね。
腐っているかどうか判断しにくい場合は鶏肉を水で洗ってみると良いですよ。
キッチンペーパーで水分を拭き取ってもまだヌルヌルしているようでしたら腐っています。
調理後の変化
- 腐敗臭・酸味のある臭いが強くなる
- 煮込むとアクの量がすごく出る
腐った鶏肉を調理すると、強い腐敗臭がして、酸味のある臭いがします。
煮込んだ場合、アクの量がありえないほどでてきます。
また、消費期限を過ぎた鶏肉で1日程度ならばしっかり過熱した状態であれば、
食べられる可能性もありますが、見た目やニオイ、触感などに異変がある場合や、
調理後に変化がある場合は、鶏肉の使用は避け、廃棄するようにしてくださいね。
腐った鶏肉を食べたらどうなる?
腐っている鶏肉は風味が落ちるだけではなく、食中毒になる恐れがありますので食べないようにしたほうが良いです。
鶏肉は鮮度に関係なく食中毒菌や寄生虫が付着しています。
そのため、常温放置してしまうと急激に繁殖し、食中毒になる恐れがあります。
食中毒とは?
食中毒は食後30分~1時間程度で嘔吐や下痢や腹痛などの症状をおこします。
症状が軽い場合は数時間のうちに自然に治ることもあります。
免疫力の低い、高齢の方や小さなお子様、妊婦さんは重症化することもありますので、
症状が出た場合は早めに病院を受診しましょう。
鶏肉を冷蔵庫に入れ忘れた!常温放置してしまったけど食べられる?食べたらどうなるかと腐る判断を紹介まとめ
- 鶏肉は他の肉よりも傷みやすい食品だから、夏場で30分、冬場で1時間以上
常温放置している場合は食べるのは控える。 - 常温の温度や場所は15℃~25℃で風通しが良く、直射日光が当たらない場所で
外の気温を超えない場所が良い。 - 鶏肉の保存方法は、冷蔵やチルド室、冷凍で保存すること。
- 見た目やニオイ、触感などに異変がある場合や、調理後に変化がある場合は、鶏肉の使用を避ける。
- 鶏肉は腐った状態で食べると食中毒になる危険がある。
以上5点のことについてご紹介しました。
せっかく購入したのに食材を無駄にしてしまうのは残念な気持ちになりますよね。
鶏肉はすぐ傷んでしまうため、買ってきた後は、すぐ冷蔵庫やチルド室に入れたり、
冷凍したりするのが大事だということがわかりましたね。
また、今回紹介させて頂いたように、
腐った鶏肉を食べてしまった場合は、食中毒になる危険がありますので
身体に異変を感じたら早めに病院を受診するようにしてくださいね。