夏野菜の代表ともいえるナスは夏の食卓に欠かせません。
和風はもちろん洋食や中華など、様々な料理と相性が良く便利です。
とろとろになったナスは本当に美味しくて箸が止まりませんよね。
でも、自宅で作るとうまくとろとろにならないと悩んでる人もいるのでは?
ナスを柔らかくするには下処理や切り方、加熱方法にポイントがあるんですよ。
油なしでとろとろにする方法もあるのでダイエット中の人は必見です!
また、美味しいナスの選び方も調べたのでぜひ参考にしてくださいね。
- ナスを柔らかくする調理法
- 油なしでナスをとろとろにするには?
- 美味しいナスの見分け方
ナスを柔らかくする方法!
ナスを柔らかくするには、全体をまんべんなく加熱することが大切です。
中まで上手に火を通すためのポイントをまとめました。
皮を剥く
皮を剥くと火の通りがよくなり、中まで柔らかくなります。
ピーラーを使ってヘタの方から縦に剥きましょう。
皮はすべて剥かず、しま目に剥くと見た目もおしゃれに。
皮を剥きたくない場合は、皮の表面に格子状の隠し包丁を入れましょう。
切り方を工夫する
野菜を柔らかい食感に仕上げたいときは、繊維を断つように切るのが鉄則。
輪切りや半月切り、乱切りにするのがおすすめです。
このとき、厚みをそろえると加熱ムラができにくく均一に柔らかくなります。
また、大きく切ると火が通りにくくなるので小さめに切りましょう。
下茹でする
下茹しておくと加熱時間が短くなり、水分が抜け過ぎず柔らかく仕上がります。
お湯で茹でるよりレンジで加熱した方が、栄養素の損失を抑えられておすすめ。
切ってアク抜きしたナスを耐熱容器に入れ、レンジで2〜3分加熱します。
レンジにかける前に少量の油をからめるか、加熱後に冷水で冷ますと皮の色をきれいにキープできますよ。
焼き方を工夫する
一番手っ取り早いのが、油を多めに入れて焼く方法です。
加熱するとナスの水分が外に出る代わりに油が入り込むことで、食感が柔らかくなります。
ただ、油が多すぎたり、加熱中に油を足したりするとギトギトになってしまうので要注意。
あらかじめナスに油をまとわせておくと、油の吸いすぎを防げますよ。
もうひとつは、蒸し焼きにする方法。
単に焼くだけでなく蒸すことでじっくり火が通り、水分も抜けすぎないので柔らかく仕上がります。
蒸し焼きなら、焼くときに使う油は控えめでOK!
なすを油なしでとろとろにする方法
ナスをとろとろにしたくて油を入れたら、際限なく油を吸ってしまったことはありませんか?
カロリーを考えると思わずぞっとしてしまいますよね。
ですが、ナスは油を使わずに焼いたり炒めたりすると、固くなってとろとろになりません。
油なしでとろとろにするなら「蒸し煮」にしましょう。
時間はかかってしまいますが、ヘルシーに食べたい人にぴったりです。
下処理
ナスの皮をしま目に剥くか、表面に細かく切り目を入れます。
皮を剥いたり隠し包丁を入れて火の通りをよくするのがコツ。
ただし、切れ目を入れるとアクが出てくるので、すぐに調理するかアク抜きしてください。
少量の水と一緒に加熱
鍋にナスと少量の水を入れて火にかけ、時間をかけて蒸し煮にします。
100℃以下でじっくり加熱されるため、中まで火が通りとろとろになりますよ。
フタはなるべく開けず、水分を逃さないようにしましょう。
あまり時間をかけすぎると、実が崩れてしまうので要注意です。
煮る前にレンジでナスをしんなりするくらい加熱すると時短になりますよ。
美味しいナスの見分け方
美味しいナス=新鮮なナスといっても過言ではありません。
どんなナスが鮮度の良いナスなのか、見分け方をまとめました。
- 皮の色が濃く、ツヤがある。
- 表面にハリがあり、傷がない。
- ガクのトゲが鋭くとがっている。
- 持ったときにずっしりと重みを感じる。
ナスは比較的見た目だけで判断しやすい野菜です。
買うときは特徴をよく見て選んでくださいね。
また、せっかく新鮮なナスを買っても保存方法が間違っていては台無しです。
冷蔵庫で保存する際は、必ず野菜室に入れましょう。
ナスは寒さにめっぽう弱く、5℃以下になると低温障害を起こして変色したり味が落ちてしまいます。
野菜室で保存するとしても、そのまま入れるのはNG。
ナスの水分が蒸発しないように1本ずつラップに包んで、保存袋に入れるのがベストです。
大体10日ほど鮮度を保つことができます。
たくさん買ってしまって食べきれない場合は、冷凍保存しましょう。
丸のままでも切ってからでも、どちらでも大丈夫。
冷凍用の保存袋に入れて冷凍してくださいね。
冷凍したナスは煮物や味噌汁の具にするのがおすすめですよ♪
ナスを柔らかくする方法は?油なしでもとろとろになる方法と美味しいなすの見分け方を紹介まとめ
- ナスは切り方や焼き方を工夫したり、下茹ですることで柔らかく調理できる。
- 油なしでとろとろにするには、少量の水で蒸し煮にする。
- 美味しいナスは鮮度がよく、持つとずっしり重みを感じる。
夏の食卓を彩るナスはいろんな料理にアレンジできる優れモノです。
ひと手間加えるだけで、お店のようなとろとろのナスになりますよ。
今回ご紹介したポイントを押さえて、美味しいナス料理を作ってくださいね。