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育ちすぎたタラの芽は食べられる?下処理のコツと天ぷら以外のおすすめレシピをご紹介!

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春を伝える山菜の王様といえば「タラの芽」

独特の香りにほのかな苦味がくせになる春の味覚です。

食べ頃のタラの芽は小さくずんぐりしていますが、収穫時を逃すと葉が広がり、茎も長く伸びてしまいます。

そこまで成長してしまったものは、もう食べられないのでしょうか?

実は、育ち過ぎたタラの芽も食べられるんですよ。

ただし、そのままだと美味しくないので下処理にひと工夫加えましょう。

とても簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。

今回はこちらの内容をまとめました。

  • 育ちすぎたタラの芽は食べても大丈夫?
  • 育ちすぎたタラの芽の下処理のコツ
  • 天ぷら以外で!育ちすぎたタラの芽のおすすめレシピ

育ちすぎたタラの芽は食べても大丈夫?

タラの芽とは、タラノキの柔らかい新芽の部分のことです。

成長し過ぎると体に悪い成分が発生するといったこともないので、食べても問題ありません。

ただ、普通のタラの芽と比べると渋みやえぐみが強いので、下処理にひと手間かける必要があります。

そもそも育ちすぎたタラの芽とは、具体的にどんな特徴があるのでしょうか。

  • 茎が伸びて、ほっそりしている。
  • 葉の部分が開き切っている。
  • 食感が固くなる。
  • 渋みやえぐみが強くなる。

食べ頃のタラの芽は、少し太めで5cmくらいの大きさが理想的です。

また、葉も開きかけているくらいが独特の風味を味わえるベストな状態といえます。

成長しすぎると茎が長く伸びて葉も大きく広がり、全く違う植物のようにみえることも。

また、味や食感などにも大きな違いがでてきます。

タラの芽は、ほのかな苦味と柔らかくもちっとした食感が特徴的な山菜です。

アク自体も他の山菜と比べて少なく、天ぷらなら下処理もいりません。

ですが、大きくなりすぎるとアクが強くなり、渋みやえぐみも増して食べにくくなってしまいます。

さらに、茎の部分もすじ張って硬くなり食感も良くありません。

ですが、これらのデメリットも後述する下処理をすることでバッチリ解消できるんですよ♪。

コレでOK!育ちすぎたタラの芽の下処理のコツ

育ちすぎてしまったタラの芽も、きちんと下処理すれば問題なく食べられます。

「下処理」と聞くと難しそうで身構える人もいるかもしれませんが、実際はとても簡単なんです!

手順①ハカマを処理する

「ハカマ」とは、タラの芽の根元の周りにある茶色い部分を指します。

ハカマがついていると口当たりが悪くなるので、丁寧に取り除きましょう。

その後、根元の固い部分を包丁で切り落とします。

ハカマより少し上あたりの固い部分を、長めにざっくり切るのがポイント。

ついでに根元に一文字の切り込みをいれておくと、火の通りがよくなりますよ!

手順②水洗いする

タラの芽についた汚れを洗い流します。

特に、天然のタラの芽はアブラムシがついていることがあるので、よく洗ってくださいね。

たくさん虫がついている場合は、塩水に10分程度つけてから洗い流しましょう。

手順③塩水で茹でる

本来、タラの芽はアクが控えめなので油で揚げたり炒める場合は、アク抜きする必要はありません。

ですが、育ちすぎたものを使う場合は軽く茹でてアク抜きしましょう。

<必要なもの>

  • 水1L
  • 塩大さじ1~2(約20g)
  1. 鍋に水と塩を加え、沸騰させる。
  2. 沸騰したお湯にタラの芽を入れ、2〜3分ほど茹でる。

渋みやえぐみを和らげ、固い茎をやわらかくするために2~3分ほど茹でます。

それ以上茹でると、タラの芽の風味が消えて食感もぐにゃぐにゃになり美味しくありません。

食べ頃のタラの芽なら、香りや歯応えを楽しむために茹で時間は1~2分でOK!

手順④冷水につける

茹でたタラの芽をザルにあけた後、手早く冷水にさらして色止めをします。

長時間さらしすぎると風味や栄養素が抜けてしまうので、冷めたらすぐ取り出しましょう。

水気をよく切ったら下処理完了です。

天ぷら以外で!育ちすぎたタラの芽レシピ

天ぷらが定番のタラの芽ですが、たまには違う食べ方をしてはいかがでしょうか?

育ちすぎたタラの芽を使った美味しいレシピをご紹介しますね。

タラの芽入りかき揚げ

  • タラの芽 60g
  • 玉ねぎ 100g
  • 薄力粉 大さじ1
  • 天ぷら粉 50g
  • 水 80ml
  • 揚げ油 適量
  • 塩 適量
  1. タラの芽は前述の下処理をする。ただし、茹で時間は1分とする。
  2. 冷ましたタラの芽を、縦半分か4等分に切る。玉ねぎは薄切りにする。
  3. ボウルに2を入れ、薄力粉を加えて混ぜる。
  4. 別のボウルに天ぷら粉と水を混ぜ、3を入れて軽く混ぜ合わせる。
  5. 170℃に熱した揚げ油に、4を適当な大きさのかたまりにして落とす。
  6. 2〜3分たったら裏返し、さらに1〜2分揚げたら油を切る。
  7. 器に盛り付け、塩を添えて完成。
固い茎やトゲの部分も柔らかくなって、美味しく食べられますよ♪

タラの芽の和風マヨあえ

  • タラの芽 6個
  • 塩 適量
  • マヨネーズ 大さじ1
  • めんつゆ(3倍濃縮)小さじ1
  • ごま 小さじ1
  1. タラの芽はハカマを取り除き、茶色い部分と共に茎を長めに切り落とす。
  2. 鍋に塩を入れた湯を沸かし、タラの芽を入れて茹でる。
  3. 2〜3分ほど茹でたら冷水につけて冷まし、水気を切る。
  4. ボウルにマヨネーズとめんつゆ、ごまを入れて混ぜたら、3を加えて和える。
マヨネーズがタラの芽の苦味をマイルドにして食べやすくしてくれます。

育ちすぎたタラの芽は食べられる?下処理のコツと天ぷら以外のおすすめレシピをご紹介!まとめ

  • タラの芽は育ちすぎても下処理すれば美味しく食べられる。
  • 育ちすぎたタラの芽は、根元を長めに切ったり下茹で時間を長くするのがコツ。
  • 育ちすぎたタラの芽は、下処理してかき揚げや和え物にするのがおすすめ。

育ち過ぎたタラの芽の下ごしらえは「根元を長めに切る」「少し長めに茹でる」のがポイントです。

育ちすぎたからといって、処分してはもったいないですよ。

タラの芽を上手に調理して、春の訪れを感じてくださいね。