クセがなくてどんな料理にも合う白菜。ボリュームもたっぷりで重宝することも多いのではないでしょうか?
大きな白菜は食べ切るのに時間がかかるので冷凍すると便利なのですが、冷凍すると「漬物のような臭いがしてまずい‥」なんてことも。
これは冷凍することで、白菜の繊維が壊れ水分と一緒に成分が出るからなんです。
でも安心してください!白菜は正しく解凍すれば、時短で美味しく食べることができるんです!
今回は冷凍白菜の調理法と活用法、上手な保存と解凍方法。下処理をまとめてみました。
白菜を冷凍してまずい時の調理法
白菜を冷凍すると生の時と違い
- 細胞が壊れるため食感が変わる(シャッキリからクタクタに)
- 解凍すると水分と一緒に成分も出てしまい、漬物のような匂いになる
という特徴が現れます。
特に臭いが変わってしまうのが「まずい」と感じる原因のようです。
冷凍白菜は解凍した時に水分を出さないのが、おいしく食べるコツになるので、
解凍せずに調理すると臭いが気になりません!
解凍をしてしまった場合でも味付けをすることで、臭いが気にならなくなるんです!
①煮込み調理
白菜は冷凍すると、細胞が壊れ味が染み込みやすくなります。火の通りも早くなるため時短にもなりますよ!
多めに買っておいて冷凍すれば、冬の季節にピッタリなあったかい料理が簡単にできますよ!
【ポイント】
- 茎は少し筋っぽいので先に煮込むと○
- 葉はとろけるような食感になる。
クラムチャウダーのようにしっかり煮込む料理にオススメです。
②炒め調理
細胞が壊れて火の通りは早いですが、水分が多く出やすいので、事前に自然解凍して水気をしっかり取っておくと使いやすいですよ。
【ポイント】
- 水分が出やすいので、気になる場合はとろみをつけると良い。
- 生の時とは違った歯触りが楽しめる。
八宝菜など最後に片栗粉でとろみをつける料理にオススメです。
まずくならない白菜の冷凍方法
白菜は冷凍しても栄養価が変わらず、下処理の必要もないので冷凍に向いている野菜です。
旬の時期に安く購入した白菜も、正しく保存・解凍することで長い期間おいしく食べることができるようになりますよ!
冷凍方法
①白菜を一枚ずつはがし、使いやすい大きさにカットする。
(調理法や料理に合わせて、カットを変えれば時短に!)
②保存袋に入れてしっかりと空気を抜いて冷凍。
(水分はしっかり拭き取り、あまり重ならないようにすると○)
保存期間
1ヶ月程度
冷凍白菜で気をつけたいのが、解凍するときに漬物の臭いがしてしまうことです。これは解凍時に水分と一緒に成分が出てくることでおこります。
臭いは味付けをすれば、気にならなくなりますが、より美味しく食べるために以下のことがポイントになってきます。
解凍方法
①凍った状態で料理に使う
②自然解凍
(使う前にしっかりと水気を切る)
早めに解凍して使いたい時は、流水で解凍するといいですよ。電子レンジを使うときは、火が通りやすいので時間に注意して解凍してください。
白菜を冷凍するのに洗うタイミングと冷凍白菜の栄養を上手にとる方法
白菜の洗い方
白菜を冷凍するときに注意して欲しいのが、洗い方です!
「葉を一枚一枚外し流水で洗う」
たったこれだけですが、葉と葉の間の汚れは外だけでなく、内側にも残っているのでしっかりと洗うことがポイントです。
また、土や虫などが入っていないか確認できるため、安全に食べることができます。
冷凍白菜の栄養を逃さない食べ方
白菜の栄養には
カリウム、カルシウムの他に
水溶性(水に溶けやすい)のビタミンC、ビタミンB群、葉酸
脂溶性(脂に溶けやすい)ビタミンKがあります。
白菜の栄養は、加熱しただけではほぼ変わりませんが、水を使っての調理(ゆでる、蒸す、煮る)などの調理法は水に栄養が流れ出てしまいます。
冷凍白菜は、細胞が壊れていて生のものより栄養が出ていきやすいので、水を使っての調理は時間をかけ過ぎないように注意してください。
おすすめの食べ方
鍋や煮込み料理のように、白菜からでた水分も一緒に食べる調理法なら、栄養を逃すことなく食べれるのでオススメです!
白菜の冷凍はまずいし臭い解凍方法と洗うタイミングや保存方法を紹介!まとめ
クセがなくて料理にボリュームが出せる白菜。旬の時期は大きくて安いものが出回るので家計の助けになりますね。
今回紹介した方法で、もっと手軽に白菜が使えるようになれば幸いです。