最近では初詣だけではなくパワースポットとして、一年中訪れる人が多くなった神社やお寺。お参りした際には多くの人がお賽銭をお供えするでしょう。
でも、お賽銭っていくらが良いのでしょうか?財布の中の小銭でよく入っているのは100円玉ですが、それよりは1円玉など普段あまり使わないお金を出してしまいたい・・・と思う事はありませんか?
でも一円でお願いごとをするのも失礼な気がする・・・そんな気持ちもありますよね。
また「お賽銭で1円玉を使うと赤字になる」なんて事も言われている事もあるようで、真相が気になります!
この記事では
- お賽銭に一円玉は入れて良い?
- お賽銭で一円玉使うと赤字になる?
- お賽銭で一円玉は額によっては縁起が悪い?
について解説します!ぜひ参考にされてくださいね。
お賽銭に一円玉は入れて良い?
お財布にはたくさん入っているのに何となくお賽銭として出しにくい1円玉。まずお賽銭として出してはいけないかというとそんなことはありません。
2で割り切れる数字、例えば10円などは割り切れる=恋人や夫婦の仲が割れる・別れるという意味に捉えられるとしてあまり良くないという人もいます。
でも1円玉はそんな良くない意味にもならず、確かに一番安いお金ではありますが使ってはいけないことはありません。
ただ1円玉をお供えするのであればお寺ではなく神社におまいりする時の方が良いかもしれません。というのもお賽銭箱の上を見ると神社には鈴、お寺にはワニ口というものがついています。
これは男女それぞれの特徴を表していると言われており、神社は男性、お寺は女性に例えられます。色でいうと白が男性で赤が女性なんですよね。
その為男性に例えられる神社には白いお金、例えば1円や100円が良い、お寺でおまいりするのであれば茶色いお金、5円玉や10円玉が良い、なんて言われることもあるんですよ。
お賽銭は気持ちですしそもそも願いを叶えてもらったお礼を言うためにお参りする、という意味があります。高いお金を出せば出すほどいいというわけでもないので安心してお供えしましょう。
お賽銭で一円玉使うと赤字になる?
では「お賽銭で1円玉を使うと赤字になる」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
折角お参りに行ったのに赤字になる?!とびっくりしますよね!
実はこれは参りをした私たちではなく、お賽銭で1円玉をもらった神社やお寺側が赤字になるんです。どういうことか説明しますね。
神社やお寺にとってはお参りした人がお供えしたお金は収入となります。現金で受け取るので郵便局や銀行に持ち込みますよね。しかしここで問題が。
実は今までは小銭を大量に持って行っても、ゆうちょ銀行の口座に入れてもらうのであれば無料でした。しかし2022年1月17日からは50枚までは今まで通り無料なのですが、51枚から100枚、101枚から500枚と数が増えるごとに手数料がかかることになったのです。
もし1,000枚の小銭を持っていったら口座に入れてもらう為には手数料だけで1100円がかかるのです!もし1,000枚がすべて1円玉だとしたら預けたいお金は1,000円、でも1,000円を預けるためには1,100円かかる、それでは赤字になってしまうという意味なのです。
手数料がかかるのは他の銀行も同じで、やはり300枚位までは無料なのですが、それ以降になると1,000円以上の手数料がかかります。
今まで無料だった小銭を預け入れることが有料になったのは理由がある様です。
お賽銭は機械ではなく手動で、そして日本人に限らずどんな人も入れることができますよね。
中には要らないお金だからこそお賽銭に出そうと、変形した形のお金や外国の小銭などを入れていく人がいて銀行の小銭を数える機械の故障に繋がっているとのこと。それにより銀行側も多額の補修費が掛かっている様なのです。それを聞くと有料化も仕方がない気もしますよね。
お賽銭で一円玉は額によっては縁起が悪い?
ではそんな1円玉ですが、1枚ではなく他のお金の組み合わせにより金額が異なるとどうなるのでしょうか?
1円玉ばかりがたくさん入ってしまうとお寺や神社側が損をしてしまうと知った今、お賽銭をもらう神社やお寺側も損をせず、おまいりする側である私たち側も縁起の良い金額でご利益がある様にすればお互いにいいおまいりになりますよね!
1円玉は1枚でもご縁がありますように、という味があると言われていますよね。
ちょっと注意したいのが10円玉です。10円玉は10が「じゅう」ではなく「とう」とも読める為、10円=遠縁の意味があり、良い縁が遠ざかると言われているのです。逆に10円=寿円とも読めるので良い意味であるという考えもあるのですが、これはもうどちらを信じるかというおまいりする人によるのかもしれませんね。
そしてその10円(10円玉でも、5円玉2枚でも)と1円玉を組み合わせて11円にすれば11(いい)円=良い縁があります様に、という意味になります。
逆に良くない組み合わせになるのが33円。これは33(さんざん)な一年になる、という意味になるとか。又は65円だとろくなご縁がない、75円だと何のご縁もない、85円だとやっぱりご縁がないという意味になり、縁起が悪い数字になってしまいます。
組み合わせ次第でいくらにでもなる1円玉ですから、使う時には縁起の良い使い方をしたいものですね。
お賽銭に一円玉は入れて良い?入れると赤字になるの真相と縁起の良いお金の組み合わせを紹介!まとめ
いかがでしょうか。お賽銭に1円玉を使っていいのかな、ということについてお分かりいただけたでしょうか。
お賽銭は気持ちだというものの、1円玉を使えば使うだけ受け取る側が損をする、というのは意外だったかもしれません。使ってはダメなことはないのでできれば他のお金との組み合わせで私たちも受け取る側も気持ちのよいお参りにしてたくさんのご利益があるといいですね!