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豚肉を常温放置してしまったけど大丈夫?腐った生肉の捨て方と正しい保存方法を紹介!

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買ってきた豚肉を冷蔵庫に入れ忘れていた!という経験はありませんか?

他の用事に気を取られてついうっかり…なんてよくある話ですよね。

スーパーの冷蔵コーナーに並んでいるのだから、常温での保存はよくないことはわかります。

ですが、実際のところどれくらいなら常温に置いても大丈夫なのでしょうか?

残念ながら、「◯時間までなら大丈夫!」という明確な答えはありません。

少しでも常温においてしまった豚肉は、状態を確かめて食べられるかどうか判断する必要があります。

今回は豚肉の扱いについて調べてまとめました。

  • 傷んだ豚肉の見分け方
  • 腐った生肉の捨て方と臭い対策
  • 豚肉の正しい保存方法

ぜひ参考にしてくださいね。

豚肉を常温放置!何時間なら大丈夫?

冒頭でも述べた通り、常温放置した豚肉がどれくらいもつかを明確に示すことはできません。

なぜなら、放置したときの気温や湿度、保存状態などの条件によって豚肉の状態が大きく変わるからです。

例えば、放置した場所が直射日光が当たる場所と涼しい場所とでは、豚肉の傷むスピードが全く違います。

そのため、一概に「◯時間なら大丈夫!」とは言えません。

また、豚肉は鮮度に関係なく元から食中毒菌や寄生虫が付着しています。

細菌や寄生虫は温かい場所で増殖スピードが早くなるので、豚肉の常温放置はかなりリスキーなことだと思ってください。

少しでも常温に置いてしまったら、必ず傷んでいないか豚肉の状態をチェックしましょう!

腐った豚肉のサイン
  • 変色して灰色っぽくなったり、色が濁ったりしている。
  • 表面にぬめりや糸をひく粘りがある。
  • 鼻をつく酸っぱい臭いがする。
  • 硫黄のような腐った臭いがする。
  • トレーに水分や血が大量に出ている。

また、同じ豚肉でも切り方によって痛みやすさが違います。

ひき肉など空気が触れる面積が広いものは、細菌が繁殖しやすく痛みやすいので特に注意しましょう。

ちなみに、調理済みの豚肉は調理してから2時間以内に食べるのが望ましいとのこと。

厚生労働省「大量調理衛生管理マニュアル」参考

お弁当など2時間以上保たせたい場合は、保冷剤と一緒に日の当たらない涼しい場所に置いてくださいね。

夏場でなければ、5〜6時間程度は常温に置いても大丈夫でしょう。

腐った生肉の捨て方と臭い対策

常温に置いた豚肉が傷んでしまったら、残念ながら処分するしかありません。

腐った生肉は通常の生ゴミと同じように扱ってOKです。

肉をトレーから出してビニール袋に入れて、可燃ゴミとして捨てます。

なお、ゴミの収集日まで保管しなければならない場合、悪臭が発生して不快な思いをするかもしれません。

腐った生肉から出る臭いを防ぐ方法をまとめたので参考にしてくださいね。

新聞紙やチラシに包む

新聞紙のインクにはイヤな臭いを吸着する効果があります。

また、吸水性もあるので臭いの元となる細菌の繁殖も抑えてくれますよ。

重曹やクエン酸を使う

悪臭の主な原因は細菌によるもの。

重曹やクエン酸には細菌の増殖を抑える働きや、臭いを中和して消す効果があります。

重曹はそのまま振りかけてOKですが、クエン酸は水で溶かしてからスプレーしましょう。

なお、重曹とクエン酸を同時に使うと効果がなくなるので注意してくださいね。

収集日まで冷凍する

悪臭の元になる細菌は0℃以下の環境で増殖できません。

ビニール袋に入れて冷凍すれば、完全に臭いを断つことができますよ。

袋に穴が空いたり密封できず漏れてしまわないように、ビニール袋は二重にするのがおすすめです。

豚肉の正しい保存方法

せっかく買った豚肉は傷まないように保存したいですよね。

ここでは、豚肉を安全においしく食べるための正しい保存方法をご紹介します。

冷蔵保存の場合

豚肉は常温におくとすぐ傷んでしまうので、購入後なるべく早く冷蔵庫に入れましょう。

また、豚肉は空気に触れると酸化して傷みやすくなります。

数日間冷蔵したいときは、ラップで包み直して保存袋や容器に入れましょう。

このとき、豚肉についたドリップを拭き取ることも忘れずに。

ドリップはたんぱく質や栄養素が流れ出たもので、臭みやアクの原因になるうえ、雑菌の温床にもなります。

キッチンペーパーでやさしく挟んで拭き取ってください。

適切に保存すれば、冷蔵室だと2〜3日、チルド室なら1週間ほど保ちます。

冷凍保存の場合

鮮度が落ちてから冷凍すると、品質が落ちて解凍したときにおいしくなくなります。

なるべく新鮮なうちに冷凍しましょう。

冷凍するときは必要な分だけ解凍できるよう小分けにするのがポイント。

空気に触れて酸化しないように豚肉をラップで包み、フリーザーバッグに入れて密封します。

冷凍庫内はラップが破れやすいので、必ず二重にしておきましょう。

また、調味料で豚肉に下味をつけてから冷凍するのもおすすめ!

調味料の塩分が細菌の増殖を抑え、豚肉の保存性を高めてくれます。

肉が柔らかくなり、味も染み込みやすくなって、まさに一石二鳥ですよ♪

冷凍保存した豚肉は1ヶ月くらいを目安に使い切るようにしましょう。

豚肉を常温放置してしまったけど大丈夫?腐った肉の捨て方と正しい保存方法を紹介!まとめ

  • 常温放置した豚肉が食べられるかは、季節や環境によって大きく変わるためその都度判断するしかない。
  • 生肉は生ゴミと同じように可燃ゴミとして捨てられる。
  • 豚肉を保存するときは、なるべく早く冷蔵・冷凍すること。

豚肉の常温放置は食中毒の元です。

一度状態が悪くなった豚肉は、加熱しても食べられるようにはなりません。

短時間の放置であっても、傷んでないかチェックしてから調理してくださいね。