バターよりも扱いやすく、あっさりした味わいが魅力のマーガリン。
中でもラーマ マーガリンは塗りやすさに定評があり、容量が多くてコスパもよいのが特徴です。
現在は大きめのスーパーや食料品店などで購入できます。
その一方で、2024年の3月末でラーマ マーガリンの販売を終了することが報じられました。
料理にも使えるコスパのよいマーガリンだったので、なくなってしまうのはとても残念です。
今回は販売終了になった理由と、代替品の候補になりそうなマーガリンについても調査しました。
- ラーマ マーガリンが売っている場所
- ラーマが販売終了する理由
- ラーマの代わりになるものは?
ぜひ参考にしてくださいね。
ラーマ マーガリンが売ってない…どこで買える?
ラーマ マーガリンは、全国のスーパーや食料品店で購入できます。
ただ、近年はマーガリン自体売り場の面積が縮小傾向にあり、置いてないことも多いようです。
また、マーガリンの売れ筋は、雪印メグミルクのネオソフトや明治のコーンソフトなどが上位を占めています。
そのため、売れ筋ではないラーマは店頭に並びにくいのが現状です。
さらに、2024年の3月末には販売終了も決定しています。
新たに販売店が増えることはなさそうなので、近くのお店で見つからない場合は、ネット通販を利用しましょう。
ラーマ マーガリンが販売終了する理由
販売元の株式会社J-オイルミルズは、2024年3月末にラーマ製品の出荷を終了することを発表しました。
理由としては、製造工場の老朽化と家庭用マーガリンの市場動向を鑑みてとのことだそうです。
現在の家庭用マーガリンの市場動向
現在の家庭用マーガリン市場は、あまり芳しいとはいえない状況にあります。
1990年代頃からトランス脂肪酸の健康被害が叫ばれ、マーガリンの売上に大きな影響を及ぼしました。
トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やして心筋梗塞などの心疾患のリスクを高めるといわれています。
当時のマーガリンはトランス脂肪酸を多く含んでいたため、忌避されて売れなくなってしまいました。
現在は改良によってトランス脂肪酸の量は激減し、マーガリンは10g当たり約0.1gに抑えられています。
バターだと10g当たり約0.2gなので、今ではバターよりマーガリンの方がトランス脂肪酸量は少なめ。
しかし、世間の認識は今も変わらず、家庭用マーガリン市場の売上も戻っていないのが現状です。
マーガリンを製造していた静岡工場の老朽化
株式会社J-オイルミルズでは、静岡工場でラーマ製品など家庭用マーガリンの製造を60年近く行ってきました。
本来、老朽化したのであれば新たに設備投資を行うものですが、市場の動向から採算が合わないと判断されたようです。
昨今の値上げラッシュで改めてマーガリン類のお手ごろ感が見直される中、終売してしまうのは本当に残念ですね。
ラーマ マーガリンの代わりになる商品は?
ラーマが販売終了するということで代替品を探したい人もいると思います。
どんな商品がラーマの代わりになるのでしょうか?
まず、マーガリンは分類上「マーガリン」と「ファットスプレッド」の2種類に分けられます。
ラーマは「マーガリン」に分類されており、加熱にも強いのでお菓子やパン作りにも使えます。
一方、店頭で販売されているバター風味のマーガリンの多くは、ファットスプレッドです。
水分を多く含み、加熱に弱いので料理やお菓子には向いていません。
以上を踏まえて、マーガリンに分類されていてコスパも比較的よい商品をご紹介します。
HOLIDAY MARGARIN(湧川商会)
454g入りで400円前後。
沖縄で圧倒的人気のマーガリンで、バターのような強い油分が感じられます。
それでいてマーガリンらしいさっぱりした味わいもあるのが特徴です。
沖縄以外だと、店頭で購入しにくいのがネックですね。
フレッシュマリンマーガリン(マリンフード)
8g×50個入り(400g)で500円前後。
包み紙で個包装されたマーガリンで、切り分ける必要がないのでちょっと使いたいときに便利です。
バターのような口溶けですが味わいは無味に近く、濃厚な風味は感じられません。
公式サイト以外の大手ネット通販でも購入可能です。
マーガリン 醗酵バター入り(小岩井乳業)
180g入りで350円前後。
発酵バターの旨味とコクが感じられ、食感もバターにかなり近いのが特徴。
その割に油っぽさはなくすっきりした味わいで、バターとマーガリンのいいとこ取りしたような商品です。
ラーマ マーガリンが売ってないって本当?販売終了のウワサと代わりの商品について調査!まとめ
- ラーマ マーガリンは、2024年3月末までは大きめのスーパーや食料品店で購入できる。
- 製造工場の老朽化と家庭用マーガリンの市場動向を鑑みて、販売終売するとのこと。
- 油脂含有率80%以上のマーガリンに分類されるものが、ラーマの代替品になる。
- ラーマ マーガリンは、2024年3月末までは大きめのスーパーや食料品店で購入できる。
- 製造工場の老朽化と家庭用マーガリンの市場動向を鑑みて、販売終売するとのこと。
- 油脂含有率80%以上のマーガリンに分類されるものが、ラーマの代替品になる。
バターの風味と塗りやすさにこだわったラーマ マーガリン。
料理やお菓子作りにも使える安価なマーガリンとして、愛用していた人も多いと思います。
3月以降は手に入らなくなるので、今から代替品を探すなど心づもりしておいたほうがよさそうですよ。